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Relay:Monsters Evolve ~ポンコツ初心者が始める初見プレイ配信録~  作者: 加部川ツトシ
第7章 強くなってます!

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第253話 今回の配信はここまで!


 ふっふっふ、新しい攻撃スキルの獅哮衝波を手に入れたのですよ! という事で、早速試し撃ちを開始なのさー! もう終わらせなきゃいけない時間が近いから手短に!


「森の中に撃って変に敵に当たると時間的にも厄介なので、上空に向けて撃ちますねー! あ、でも効果が分かりにくいので枝の先を狙いましょう! 『獅哮衝波』!」


 ふふーん、新スキルのお試しは楽しいよねー! どんな風になるのかなー?


咲夜 : 今度はスズメとかいないよな!?

ミナト : 見た感じ、サクラちゃんが狙ってる枝付近には敵はいなさそうだねー。

咲夜 : どこかからいきなり当たりに飛んでくる可能性は!?

いなり寿司 : あんなレアケース、早々起こってたまるか!

神奈月 : でも、咲夜さんが言うと実際に起こりそうなのが……。

イガイガ : フラグが建てられていく……。


「そんなフラグは、今すぐへし折ってください!」


 なんか急激に不安になってきたけど、本当に大丈夫だよね!? うん、看破にそれっぽい反応は無し! 見えてないのまでは分からないけど、それを気にしてたらどうしようのなくなるもん!


 それはそうとして、すぐに発動する感じじゃないみたいだけど、これは溜めがある感じかな? うーん、溜め攻撃は威力はあるけど、気軽に使いにくいんだよね……。って、あれ? 獅子咆哮と同じ感じで溜めのゲージは出てるけど、3分割されてる?


「あ、これって3段階の溜めが調整出来るんですか!?」


 わわっ!? もしそうなら、これって使いやすいかも!


イガイガ : そうだぞー!

ミツルギ : 第8段階の攻撃スキルは、どれも大体そんな感じだ。

富岳 : 溜めの段階に合わせて、単発攻撃なら威力が上がる。連撃だと連撃回数が増えたりするぞ。

金金金 : ほうほう、そんな感じになってるのか。


「そういう性能なんですね! 獅哮衝波の場合は単発って考えていいんです?」


 連撃数が追加というのも魅力的だけど、獅子咆哮の上位にある感じだから単発っぽいよねー。広範囲でもなくなってる感じだから、より1撃に特化してそう!


ミツルギ : 『獅哮衝波』は単発で合ってるぞ。溜めの3段階目までは結構時間はかかるけど、それ相応の威力はある。

ミナト : その辺の使用感は、実際に使ってみるといいよー!


「確かに自分で使ってみた方が……って、もう1段階目は溜まりました!? 意外と早いですね!?」


 ちょっと喋ってる間に、1段階目の溜めが終わった! あ、でも2段階目になった途端、溜めの速度が遅くなったような……?


「これ、段階が進む度に時間がかかるようになってます?」


G : なってるぞ。その辺は状況に合わせて使い分けになってるからな。

金金金 : 性質的には放電に近いのか?

富岳 : 近いと言えば近いな。だが、放電の方が自由度は高い。

チャガ : 正直、段階的な制限がない分だけ放電の方がヤバい。

ミツルギ : 同Lvで比較すると、威力は放電の方が低いんだけど、それでもなー。

金金金 : 何気に放電の凄まじさが浮き彫りになっていく。なるほど、最強格の適応進化って理由がよく分かった。


「確かにそう言われるとそうですね!? いつでも自由に溜めの範囲を変えられる放電の方が凄いですよ!」


 おまけに放電は動きながらでも使えるし……って、この獅哮衝波は動きながらでも使えるのかな? うん、ちょっと動いてみよう!


「……動けないんですね、これ! そこは獅子咆哮と一緒ですか!?」


咲夜 : 実は1段階目までなら動ける仕様。

いなり寿司 : そこ、見落としがちな要素なんだよなー。

サツキ : それ、初めて知ったよ!?

G : まぁガチで見落とす部分だしなー。今の段階で気付かなければ、尚更に……。


「私が動いてない間に、動けなくなったってだけなんですね! ふむふむ、動きながら1段階目まで溜めるってのが使いやすそうです」


 まぁ第8段階のスキルだから、それでも結構な再使用時間がかかりそうな気はするけどねー! そう考えると、本当に放電のぶっ壊れ具合が凄い!


「えーと、とりあえず2段階目の溜めが終わるまででもまだかかりそうなんで、今の段階で撃ってみますねー! 獅哮衝波、発射です!」


 空へと向かって撃ち放つのですよ! 湧き水の場所だから上は拓けてるし、広範囲攻撃じゃないなら狙った枝以外には当たらないはず!


「おぉ!? 枝が吹き飛びました!? あ、でもかなり範囲は狭い感じなんですねー」


 枝の先の方を削り取っていったくらいで、獅子咆哮みたいに広範囲を薙ぎ倒すような形にはなってない! 威力はこれだと分かりにくいけど、スキル自体の使用感は良いね!


「あ、でも結構再使用時間は長いみたいです……」


 1段階目で撃てば、獅子咆哮よりちょっと短い感じかな? でも、1段階目までの溜めてる間に移動できるのなら問題なーし! とりあえず今の確認はこれくらいにしておこうっと。もう配信の時間切れなのさー!


「獅哮衝波を使って、南へと道を切り拓いていくのも良さそうですねー! さて、時間も時間ですし、最後に今のステータスと、スキルの一覧を表示して今日の配信は終わりです!」


 森を切り拓くとこまでやってしまいたい気分だけど、慎重にやらないと戦闘にもなりそうだしね! そこまでやると、確実に中途半端になるから区切りに出来る今の状態で〆にしよー! という事で、ステータスの表示から!



【ステータス】


 名前:サクラ

 種族:巧みなライオン【雷】

 進化階位:未成体

 Lv:16


 生命 : 880

 屈強 : 128

 堅牢 : 102

 俊敏 : 132

 器用 : 162

 知恵 : 111



「おー、こうして見ると今日は結構Lvが上がりましたね! それに全ステータス3桁到達です!」


 今日始めた時はLv9だったんだし、結構な成果! この後、晩御飯を食べてからもやるから、もうちょい上がるかも? あ、でも木の方の育成もしたいよね。時間を飛ばせる状態にしたところで止まってるし。


サツキ : 全ステータス3桁到達、おめでとー!

ミツルギ : 器用の高さに磨きがかかってきたな。

いなり寿司 : ここまで他と差が出てくると、放電の強みが増してくる。

こんにゃく : 初めはどうなのかと思ってたけど、そこそこ近距離にも対応できる遠距離攻撃タイプだなー。

富岳 : まぁ乱戦向きのステータスではないが……。

ミナト : そだねー。乱戦で安全性を増すなら、堅牢は低くてもいいけど、屈強や俊敏はもう少し欲しいところだね。

咲夜 : それ、攻撃を一切受ける気が無い育て方ー!?

名無しのカカシ : 普通は生命と堅牢を上げるとこなんだけどな……。

イガイガ : もしくは知恵を上げて、状態異常で封殺するかだなー。


「あ、乱戦でも色々やり方はあるんですねー。ミナトさんのは一番難しいやつだってのは分かります!」


 私のやり方に近いのは、状態異常で封殺になるのかな? まぁ知恵でのものじゃないから、雷纏いの効果が切れたら瓦解しちゃうこともあるだよね。うーん、雷纏いのLvが上がって効果時間が伸びるとかってないのかな?

 おっと、そんなに呑気に考えてる時間もなかったんだ! 次は今の所持スキルの一覧を表示!


【所持スキルの一覧】


 所持進化ポイント:1


《攻撃スキル》

 屈強:『爪撃Lv3』『噛みつきLv3』『強牙Lv1』

 堅牢:『体当たりLv3』

 俊敏:『連爪Lv3』

 器用:『獅子咆哮Lv2』『獅哮衝波Lv1』

 系統外:『投擲Lv3』『振り回しLv2』『雷纏いLv1』『放電Lv3』


《補助スキル(アクティブスキル)》

 堅牢:『身構えLv1』

 俊敏:『疾走Lv2』

 器用:『威嚇Lv1』『咆哮Lv2』

 知恵:『識別Lv1』『看破Lv2』


《補助スキル(パッシブスキル)》

 生命:『死亡還元』『再生強化Ⅰ』『再生増幅Ⅰ』『捕食還元』『捕食回復Ⅰ』

 器用:『戦意の纏い』『衝撃波生成』

 知恵:『夜目』『解析略化』『異常耐性Ⅰ』『出血効果』

 系統外:『遊泳』『跳躍強化』『麻痺耐性』



「今日はあれですね! さっき解放したばかりの獅哮衝波と強牙が増えました! 強牙が思った以上に使いやすくて、ありがたいですねー!」


 小さな敵に当てやすい攻撃をって思って解放した強牙だけど、あんなに体当たりとの相性が良いとは思わなかった!


ミツルギ : 組み合わせて使うと、使い勝手のいいスキルはあるからなー。

いなり寿司 : 体当たりを確実に当てるのに、上手く活用してたしな。

ミナト : そういう組み合わせを見つけるのも楽しかったりするしねー! サクラちゃん、今日もお疲れ様ー! 【500】

金金金 : 運が悪い部分も多かったけど、お疲れさまだ! 【1500】

サツキ : サクラちゃん、お疲れ様ー!

水無月 : うん、楽しかった! 【500】

ヤツメウナギ : お疲れ様! アーカイブが保存されたらすぐ見ようっと。

咲夜 : お疲れ様ー!


「今日もご視聴ありがとうございました! 投げ銭もありがとございます!」


 ふふーん、今日の投げ銭は2500円! 兄さんがホームサーバーの買い替えを検討するって言ってたし、その為の資金に回せるようにしとこー! なんだかんだで私が配信を始めたのも一因みたいだしね!

 それじゃモンエボは終了して、配信用の和室に移動! 最後の挨拶として、姿勢を正す!


「それでは今日はここまでです! この後、配信外で次のエリアにすぐに進めるようにしておいて、明日の配信は次のエリアへの進出からスタートする予定です! 明日も今日と同じ時間から始めますので、明日もよろしくお願いします! 皆様、ご視聴ありがとうございました!」


 ペコリと頭を下げて、これにて今日の配信は終わり! 配信終了のボタンをポチっとね!


<配信のアーカイブを保存しますか?>


 もちろんですとも! この辺の操作を間違えたら色々と台無しだから、そこはしっかりしておくのさー! 保存、保存!


<サムネイルを手動で設定しますか?>


 えーと、今日のサムネイルはどうしよう? 丘陵エリアでの一斉の進化か、湧き水か、虹がかかった小さな滝か……。うん、一斉に進化が発生して光の柱が立ち昇ってるのにしよう! 虹がかかった滝も捨てがたいけど、多分見る機会が少ないのは進化の方!

 単純に次のエリアでも滝とか虹は見れそうな予感がしてるってのもあるけども! まぁその辺は明日の楽しみだね!


<配信のアーカイブを保存しました>

<保存したアーカイブへのURLを連携機能で通知しますか?>


 これでちゃんとアーカイブの保存は完了! もちろんSNSの通知もやっておくよー! ふっふっふ、なんだかんだで慣れてきてるのさー!


<通知を送信しました>


 さーて、配信後の処理はこれで終わり! お腹空いたけど、今日の晩御飯はなんだろねー? 


「ふっふっふ、新スキルを手に入れましたよ、作者さん!」

「サクラ、おめでとう」

「これで一段と私は強くなるのです!」

「あー、まぁそうだね」

「……なんだか歯切れが悪いですね?」

「うーん、まぁそこは気にしなくていいよ」

「それ、余計に気になる言い方なんですけどー!?」

「まぁそのうち意味は分かるさ」

「……何かあるんです?」

「ネタバレ厳禁だからねー」

「むぅ、そうでした……。ともかく、私の新スキルの取得を褒めてくれる方はブックマークや評価をお願いします!」

「進化ポイントさえあれば誰でも取れるものなのに、褒める内容?」

「そこは気持ちの問題です!」

「まぁサクラがそれでいいならいいけどさ。さて、次回は『第254話 サクラの呟き その7』です。お楽しみに!」

「私のリアルの話のやつですねー!」

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― 新着の感想 ―
[一言] 今回はいいショットがいっぱいあったから、悩むね~(//▽//)
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