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第238話 ここからの育成方針


 ふふーん、色々と注意しながら先に進んでいこー! 基本的には下ってきた川を上っていって、真っすぐ源流へ向かって行くのです! あれ? そうなると、自然に渓流の南側のエリアに行くことになりそう? うーん、まぁその辺は途中で何があるか分からないし、今は気にしなくていいや!


「あ、なんだかちょっと平坦な場所に出ましたね!」


 とは言っても、渓流エリアでここまで歩いてきた場所と比べたらって話だけどねー! 滑らない場所を辿っていたらちょっと川から離れちゃったけど、ここなら少し気を緩めても大丈夫そう!


G : ちょいちょいこういう休憩出来るような場所があるから、適度に休みながらなー。

ミツルギ : 意外と神経を使うからな、このエリア。

石突 : へぇ、そういう場所も用意されてるんだな。


「どうもそうみたいですねー! でもまぁ、それほど疲れてる訳でもないので、そのまま先に進みましょう!」


 今はこういう休憩場所が用意されてるって事が分かったので充分だよね! まだこの渓流エリアではまともに戦闘してない……してないっていうか、一方的に殺されてるだけだけど! まぁ疲れるほどの戦闘はやってないもんね!


「あ、チドメグサがありますね! 採集しておきましょう!」


 うふふ、チドメグサはちょいちょい使ってるから、ここで補充できるのはありがたい! 採集、採集っと! 見落とす事が多いとは言われるけども、今回は自力でちゃんと見つけたのですよ!


咲夜 : 今回はスルーせずに見つけたー!?

イガイガ : いや、咲夜さん、驚き過ぎだから。

神奈月 : 驚く気持ちも分からなくはないけどさ。

いなり寿司 : まぁ確かになー。


「私が自力で普通に見つけてその反応は失礼じゃないですかねー!?」


 むぅ、自分で見つけられたと喜んでたらこの有様! ……確かに何度も見落としてたのは事実だけど!


ミナト : 流石にそういう言い方は失礼だよ。サクラちゃん、ナイス発見!

サツキ : 私のサクラちゃんの事をそういう風に言うのは酷いぞー!

咲夜 : あっ、つい! すまん、サクラちゃん!

金金金 : 確かにそうだな。そこはすまんかった。

いなり寿司 : 俺もそこは悪かった……。すまん。

神奈月 : すまん、サクラちゃん!

ミナト : うん、それでよろしい!


「まぁそこまで本気で気にしてる訳じゃないからいいですけど……。サツキさんはともかく、ミナトさんはありがとうございます! 私はサツキさんのものじゃないですからねー!」


 なんというか、姉さんよりもミナトさんの方がしっかりしたお姉さんって感じがする! これを言ったらほぼ確実に姉さんが凹む気がするから言わないけど。


サツキ : サクラちゃんの私に対する反応が冷たい……。

いなり寿司 : いや、今のは仕方なくね?

ミツルギ : まぁ何度もサクラちゃんが言ってる事だしなぁ。

チャガ : 『私の』を付けなければいい話なのでは?

真実とは何か : それが真実なのかもしれない。

サツキ : そうなの!?


 うん、そうですよ。というか、結構直球でそう言ってるはずなんだけど、なんで伝わらないんだろ?

 というか、なんか皆さんの反応でちょっと不安になってきたけど、これって本当にチドメグサで合ってるよね? うん、ちゃんと採集出来てるし、採集後のアイテム名もちゃんとチドメグサ! 間違ってなかった!


金金金 : 急に不安そうになってから、ホッと安心したような狐っ娘アバター。

ミツルギ : チドメグサの確認をしてどうした、サクラちゃん?


「あ、いえ、皆さんの反応で本当にチドメグサで合ってるのか不安になっちゃいまして……。でも、問題なさそうですね!」


 うん、そうしてる間に採集は終わり! ふっふっふ、チドメグサ7個は良い収穫! 


ミツルギ : あー、なるほど、そういう不安か。まぁ毒草と紛れてるのもあったりするからなー。

ミナト : そういう紛らわしいものも存在するけど、まぁ直接食べる場合じゃなければ大丈夫だよー。採集なら、今みたいに普通に確認出来るしね。

水無月 : 紛らわしいのは存在してるんだ!?


「今回のは杞憂だったみたいですけど、本当にそういう場合もあるんですね!?」


 そっか、その辺は気を付けて覚えておこうっと。よく考えたら、毒のある植物って結構あるもんね! 食べられるキノコと毒キノコの見分けが難しいとかはリアルでもある話!


「さてと、採集も終わったので移動再開……の前に、そういえば今の進化ポイントっていくつになってるんですかねー?」


 開始早々から色々とあって、すっかりその辺の確認をしてなかったよ。今日の配信を始めてからそれなりに敵は倒してるはずだから、それなりに進化ポイントは増えてるはず!

 というか、既に配信を始めてから30分以上経ってた!? ……何回死んだかは、考えないでおこう!


ミツルギ : そういや、ここからどういう方針で解放していくんだ?

イガイガ : 『双爪撃』とかの第4~6段階での攻撃スキルを増やしていくのか、もしくは第7段階以降のスキルを取っていくのか、ステータスを強化していくのか、選択肢としてはそんなとこ?

富岳 : まぁ大雑把に考えたらそんなところか。


「そうですねー。その辺、どうしましょう?」


 一応、今日は『強牙』を新しく手に入れたけど、渓流エリアじゃいまいち使い勝手は良くなさそうだもんね。というか、ライオンのスキルは全般的に相性は良くなさそう!

 とりあえず今の進化ポイントはいくつだー!? どのくらい溜まってるかで考えていこー!


「えーと、今ある進化ポイントが18ですかー。……思ったほど溜まってないですね?」


 でも、今日は『俊敏+7』を2つ解放して、『強牙』も解放したんだから、それを考えたら結構溜まってる? うーん、乱戦してたからもっと溜まってる感じがしてたんだけどなー。

 えっと、第7段階以降の解放の為の進化ポイントっていくつ必要だっけ? ちょっとその辺を確認してみよー!


「第7段階の解放に進化ポイント20で、第8段階の解放が25ですかー」


 器用のスキルツリーの第8段階にある『獅哮衝波』が気になってるんだけど、そこまで必要な進化ポイントは45になるんだねー。うーん、消費量が多い! でも、次の進化の為にはどこかのスキルツリーを第9段階まで解放しておかなきゃいけないんだし、今のうちから狙っていくのもあり?


富岳 : サクラちゃん、『獅哮衝波』狙いか?

イガイガ : 地味に使った事ないんだけど、どんなスキル?

咲夜 : それはネタバレ案件だぞー!

神奈月 : そうだぞ!

イガイガ : あ、そういやそうか!


「『獅哮衝波』が欲しいなーってのは当たりですねー! うーん、具体的なスキルの内容は流石にネタバレ案件ですし……とりあえず説明を見るだけはしておきましょうか」


 それで多少は参考にはなるはず! 獅子咆哮との違いも気になるし、スキルの説明を表示だー!


『獅哮衝波』:アクティブスキル

 範囲を絞って凝縮した咆哮を放ち、破壊力を増した衝撃波で敵を吹き飛ばす。

 Lv上昇により、射程の延長。


「あれ? 範囲技じゃなくなる感じっぽいですね」


 この説明を見た限りだと、獅子咆哮よりも確実に攻撃範囲は狭いっぽい! でも、その分だけ威力が高そうな気はする! 気になるのは、溜めがあるかどうかだけど……そこは分からないね。うーん、皆さんにネタバレ覚悟で聞いてみる?


ミツルギ : サクラちゃんが望むなら、その辺の詳細も説明は出来るけどどうする?


「……正直悩むとこですけど、それは止めときます!」


 気にならない訳じゃないし、むしろ気にはなるけども、ここでそれを聞くのは基本的にネタバレ厳禁でやってる配信プレイでは無しな気がする! それに進化の為に解放するならこのルートが良さそうだもんね!


ミツルギ : 了解っと。まぁここは聞かないような気はしてた。

イガイガ : サクラちゃんはスキルの詳細ってあんまり聞かないもんな。

G : そもそも説明自体を見ずに取ってる事も多いしなー。

こんにゃく : へぇ、そうなのか?

富岳 : 聞いていたら、1種族目ライオンで器用ルートで進化にはなっていない。

こんにゃく : ……すっげぇ納得。

名無しのカカシ : 現状を見たら、凄い説得力だな。


「そういう反応になるんです!? ともかく次の目標は器用のスキルツリーの第8段階にある『獅咆衝波』の解放でやっていきますねー! まずはその手前の第7段階の『器用+10』の解放からです!」


 どういう風にするか悩みそうな気がしたけど、今回は割とあっさりと目標は決まったのさー! 第7段階の解放には進化ポイントは後2あればいいんだし、そこまでは早いはず! 敵を見つけて、2体倒せば達成だー! 敵次第ではLvが上がって1体で済む可能性もありそうだね!


「圧倒的に進化ポイントが足りません!」

「そりゃそうだよ。余裕があるようには設定してないし」

「進化ポイントのボーナスとかないんです?」

「……サクラ、丘陵エリアで雑魚を乱獲したのを忘れた?」

「え? あ、あれがボーナスになるんです!?」

「回数に上限はあるけど、あれこそボーナスだからね」

「という事は、今後もそういうエリアがあったりするんです!?」

「いや、そこはネタバレだから教えないよ?」

「むぅ……作者さんがイジワルだと思う方はブックマークや評価をお願いします!」

「ネタバレ厳禁でやってるのに、それはどうなのさ!?」

「それはそれ、これはこれです!」

「無茶苦茶な事を言ってるよ、この主人公!」

「……仕方ないですね、ここは妥協しましょうか」

「なに、その上からの発言……。まぁいつもの事か……。さて、次回は『第239話 上達の程度』です。お楽しみに!」

「ふっふっふ、なんだかんだで私は強くなっているのです!」

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