第184話 次のエリアへ
さてと、進化後の軽いスキルツリーのチェックは終わり! それじゃ張り切って次のエリアへ進んでいこー!
「それでは、新エリアに向かって出発です!」
ふふーん! 丘陵エリアよ、色々とあったけどおさらばです! また癒しが欲しくなった時に来るからねー!
サツキ : 新エリアへ、レッツゴー!
金金金 : どういうエリアか、期待だな!
こんにゃく : そういえばここって丘陵エリアっぽいけど、どの方向に行くんだ?
名無しのカカシ : というか、そもそもどこから来た?
ミツルギ : アーカイブ見てこいって言いたいとこだけど、まぁそれは後からでも良いとして……高台の森エリアから西へ抜けて丘陵エリアに辿り着いた。
いなり寿司 : 次は西の端からエリア移動だな。
イガイガ : サクラちゃんはこの先は知らないから、ネタバレ厳禁だぞ!
こんにゃく : 経路は把握。ネタバレ厳禁は了解!
名無しのカカシ : 同じく!
水無月 : 根本的に分からないので問題なしです!
なんというかこんにゃくさんと名無しのカカシさんは、モンエボをがっつりやってる感じだよね! 水無月さんは、未プレイの人っぽい! ケースケさんも未プレイって言ってたかな?
うーん、一気に人が増えたから全然把握し切れてないよー! 音声なしのコメントだけの人もいるっぽいけど、そっちまでは目を通す余裕がないからごめんなさい! というか、視聴者150人を超えてるけど……うん、いつも通りにやってこー! 駆けながら、丘陵エリアの西の端へ行くのです!
<『名も無き丘陵』から『名も無き湿原』へとエリアが切り替わりました>
<規定条件の達成により『名も無き丘陵』のエリア名が変更可能になりました>
おぉ!? この先って湿原エリアなの! わー! あちこちに水が溜まってる場所があって、それ以外の所は草でいっぱいだー!
「湿原ですよ、湿原! 走り回るのは難しそうですけど、これって楽しそうです!」
水面にハスの花とか、名前はよく知らないけどソーセージみたいなのがあるやつとか、見た事があるのが色々あるよ! 足場自体は……パッと見た感じではちゃんとありそう? うん、通れないって事はなさそう!
遠くの方には森っぽい感じの木々も見えてるから、場所によって雰囲気も変わってきそうだよね! うふふ、進んでいくのが楽しみ!
ミナト : サクラちゃん、テンション高いねー!
金金金 : 川の時もはしゃいでたし、サクラちゃんは水場が好きなのか?
咲夜 : あー、そう言われればそうっぽい。
「あ、はい! 水場は大好きですよー! これは配信用の和室の庭を湿原風にするのもありですかねー?」
今は時間が足りなくてまだ手を付けられてないけど、そういうのもありだよねー! 湿原というよりは、渓流が近くに流れててそれを眺められるような感じ?
サツキ : 和室の庭、今は間に合わせの竹林だもんね。
咲夜 : それ以外は自作なんだから、凄いもんだよ。
こんにゃく : え……? もしかしてあの和室も自作!?
水無月 : そうなの!?
名無しのカカシ : マジで!?
ずっと寝ていたい : ……マジっすか?
「あ、はい。アバターも和室も自作ですよ?」
あれ? もしかして和室の方は自作だと思われてなかった? でも、そんなに驚く事かな? 和室に関しては姉さんの部屋とか、実物を参考にしながら作っただけだし、そこまで大したものじゃないと思うけどなー?
ケースケ : 竹林には見覚えがあったから、てっきり和室はどっかの有料セットかと思ってた……。
水無月 : 私もそう思ってた! あの和室も自作なんだー!
ずっと寝ていたい : ……野生のプロ?
「やだなー、私の作ってるものなんてプロの方と比べるのはプロの方に失礼ですよー! 背景は作り忘れててて、今は間に合わせなんですよねー。その内、縁側とかも作って庭も作るのも予定してますね!」
具体的には夏休みに入ってから! 多分1日の作業じゃ終わらないし、フルダイブの制限時間もあるからちまちまと時間をかけてやるのです!
それにしても姉さん以外にもプロの方が普通に見に来てるから、そういう風に言われると萎縮しちゃうなぁ。私のはお金を取れるほどのものじゃないもん。
まぁその辺は良いとして……あれ? 湿原エリアの北に向けて川みたいなのもあるけど、これってもしかして……? 方角的には可能性はあるよね!
「私から言い出しておいてあれですけど、配信用の和室の庭についてはここまでにしましょう! それで今思ったんですけど、ここの水場って草原エリアにある川へと流れ込んでます?」
金金金 : ……相変わらず妙にその辺の自己評価は低いんだな。
ミナト : 何か原因がありそうな気もするけど……藪を突いても仕方ないよね。えっと、そこはサクラちゃんの想像通りだよー!
神奈月 : ここは、草原エリアの本流に流れ込む支流の1つだなー!
ミツルギ : その支流を下っていけば、草原エリアの西側のエリアに辿り着くな。
「おぉ、そういう感じなんですね!」
そっか、そっか! やっぱりここはあそこの川に繋がってるんだね! そしてここの川にも上流があるし、それは遠くに見えてる木々の方に向かってるからそっちに源泉がありそう! 湧き出してるとこにも行ってみたいよね!
「さーて、それじゃ色々と楽しそうな湿原エリアの探索開始です!」
とりあえず普通に歩いてはみるけど、足場的には実際に歩いてみないとね! 流石に全然歩けないって事はないと思うけど、全部が全部しっかりとした足場だとも思えないから要注意!
サツキ : 湿原エリア、探索開始!
いなり寿司 : さて、どうなるかが楽しみ。
咲夜 : ここの敵って……変に言わない方がいいか!
イガイガ : まぁネタバレ案件だしなー!
富岳 : 確かにな。
「ここの敵ですかー! 確かになんだか癖がありそうな予感もしますし、まずはこれからですね! 『看破』!」
水場があるのなら、確実に水場の敵はいるはず! あ、そこら辺の水の表面に綺麗に咲いてるハスの花って、『才智なハス』だった!? わっ! 水の中にも『巧みなカエル』とか『強烈なサンショウウオ』とかがいるよ!?
「うわー! 今までで見た事がない種族がいるっぽいですね!」
こんにゃく : ちょい待って!? え、今の時点で看破を持ってんの!?
名無しのカカシ : ……え、これって初見プレイだよな!? なんか種族選択で木はやってるみたいだけど、まだ1種族もクリアしてない状態っぽかったけど、そうだよな!?
ミツルギ : その通り、まだ1種族もクリアしてないぞー。
富岳 : 言いたいことは分かるが、色々あったとしか言えないな。
いなり寿司 : 確かになー。
サツキ : そうだよねー! うん、本当に色々あったもんね!
イガイガ : 元凶の人が何か言ってる。
うんうん、そうだよね! 本当に姉さんだけはそれを言っちゃいけないと思うよ! 正直、姉さんが言わなきゃ私は多分看破は取ってないもん! 便利で助かってるから問題ないけどねー!
というか、スキルツリーを見て皆さんの意見を聞いた感じだと、タイミングとしては今くらいに取るのを狙うくらいじゃない? うん、放電が補いになるって言ってた意味が何となく分かった気がする!
ミナト : ……あはは、まぁその辺が気になる人はアーカイブを見てもらった方がいいねー!
富岳 : そうだな。あぁ、これも言っておこう。進化階位が何段階あるか、その後に何があるか、その辺はサクラちゃんは全然知らないからネタバレ要注意だ。
こんにゃく : そのレベルでの初見プレイ!? 完全に前情報も無しな感じ?
名無しのカカシ : ……マジか。その状態で未成体になったばかりで看破持ちって、何がどうしてそうなった!?
ずっと寝ていたい : 流れが謎過ぎる。あ、でも雷への適応進化が発生してるから、それが補いになってる?
こんにゃく : そんな気はするけど、そもそもネタバレ厳禁で雷への適応進化になってる時点で謎。
水無月 : そんなに謎な状態なんだ?
ケースケ : このゲーム自体が初見だから、よく分からん。
「確かにそうですよねー! 何を謎に思ってるのかが、私としても謎です!」
プレイ済みの人だと不思議だと思うみたいだけど、私は知らない事ばっかだからね! 水無月さんやケースケさんと心境としては同じなのですよ!
ミツルギ : という感じで、色々と無自覚に色々やってるのがこの配信だ!
真実とは何か : それこそ真実なのである!
咲夜 : 端的にまとめるとそうなるよなー!
サツキ : 確かにそうだねー!
イガイガ : そしてコメント欄にいる人も含めて、色々やらかすのもこの配信だ!
真実とは何か : それもまた真実である。
「なんだか皆さん、好き勝手に言い過ぎじゃないですかねー!?」
確かに私はちょいちょいミスはするし、咲夜さんが変なフラグを立てたり、姉さんがやらかすのは事実だけども! あれ? そう考えたら、好き勝手言われてるけど否定要素が見つからない気がするよ?
「それはいいですから、とりあえず出発です! 『疾走』! あっ!?」
ちょっと待って、私!? なんで足場を気にしてたのに、ここで疾走を使っちゃってるの!? 昨日は疾走を使いまくってたから、ついやっちゃった!?
ミナト : あっ!
咲夜 : あっ……。
イガイガ : 早速かー。
サツキ : サクラちゃん!?
「減速です! 減速! ぎゃー!?」
大慌てで減速はしたけど……踏ん張り切れずに脚が滑って、盛大に水音を上げて近くの水場に落ちたよ! うぅ、いきなりやらかしたー!
こんにゃく : なるほど、こういう感じか。
名無しのカカシ : 1回目のアーカイブは不慣れなだけかと思ったけど、そうでもなさそうな感じだな。
水無月 : これ、見てて楽しそうな予感がする!
ケースケ : 同感過ぎる!
なんだか新規さんにウケた感じもするけど、そういうのは意図してないよー!? うがー! あ、それにしても思ったよりは浅いんだね、この水場。
「新エリアに入って早々に何やってるの?」
「これは新エリアに入ったからこその出来事ですよ!」
「……一応その内容は聞こうか」
「新エリアに慣れてないだけです!」
「それはただの不注意なだけなのでは……?」
「……そんな事は……ないと思います?」
「さっきまで堂々と言ってたのに、自信なさげだね!?」
「別にどっちでも良いじゃないですか!?」
「まぁ、確かにそれはそうかもね」
「という事で、湿原エリアでも頑張れと応援してくれる方はブックマークや評価をお願いします!」
「色んなやらかしを期待でも良いよ」
「それは私が良くないです!」
「既にやらかしてるサクラは置いておいて、次回は『第185話 水場に落ちて』です。お楽しみに!」
「実際に水の中に落ちてるから、何とも言えない!?」