第176話 今回の配信はここまで!
まだ丘陵エリアの西の端までの移動は時間がかかりそうだけど、もう20時が近いから今日の配信は時間切れ!
「さてと、今日はそろそろ切り上げですねー!」
進化ポイントを稼ぎながらの移動は、この後に晩御飯を食べてから実況外で進めていこー!
ミツルギ : 流石に今日は時間切れか。
サツキ : サクラちゃん、お疲れ様ー!
咲夜 : なんだか1回の配信で1エリアずつクリアって感じだなー!
イガイガ : あー、そういえば確かに。
富岳 : 丘陵エリアは広いから1日で終わるとは思わなかったな。
ミナト : ここ、結構エリアボスを探すのに手間取るんだけどねー?
「え、そうなんです? あ、でも広いんですから、普通そうなりますよね」
どちらかというと、エリアボスの前に何度もランダムリスポーンする方が珍しいような気がする。もう過ぎた事だから言っても仕方ないけど、冗談抜きでランダムリスポーンでエリアボスの前に出過ぎだよね!
「そういえば、丘陵エリアって行ってない場所も多いですけど、これってスルーでも良いんです?」
神奈月 : スルーで問題なし!
G : 無理に埋める必要はないぞー。
チャガ : というか、今までのどのエリアも完全踏破はしてないしな。
ミナト : 一応踏破ボーナスもあったりはするんだけど、丘陵エリアは特に広いから狙うならもっと移動速度が上がってから戻ってやるのが良いかな?
いなり寿司 : やるとしても、1種族目ではお勧めじゃない。
咲夜 : それは確かに……。
「あ、確かにそれもそうですね! というか、踏破ボーナスとかあるんですか!」
今までどこも完全に踏破はしてないけど、踏破したらボーナスとかあるんだ! うーん、1種族目ではお勧めじゃないって事は2種族目以降なら、向いているのかな? うーん、何か2種族目でなら要素が増えるの? はっ!? それじゃ、木の方でなら出来る!?
ミナト : サクラちゃん、1種族目っていうのは、1種族目をクリアしてからが正解ねー。
いなり寿司 : あ、言い方がまずかったか。
チャガ : サクラちゃんは2種族目で木をやってる訳だしな。
「……木の方ならお勧めって訳じゃないんですね。あ、でも動かない木なら森林エリアを隅々まで見ていくのも出来そうです!」
えーと、確か今日の配信の初めの方で動かない木での活動範囲を広げていく方法を教えてもらったから、それをやれば多分いけるのさー! ……具体的な内容ははっきりとは覚えてないけど、なんかその為のスキルが第4段階にあるって言ってたはず!
金金金 : ちなみに踏破ボーナスって何か聞いても大丈夫なやつ?
咲夜 : あー、一応ネタバレ案件ではあるけど、内容的にどうなんだ?
イガイガ : 取っても取らなくても、どっちでもいいやつだからなー。サクラちゃんの判定次第?
「あ、それは私も気にはなるので教えてもらっていいですか?」
取っても取らなくてもいいくらいのものなら、ネタバレだとしても聞いて問題ないよね! 何が手に入るかは気になるところだし!
富岳 : 踏破ボーナスでは進化ポイントが手に入るんだが、ぶっちゃけ踏破する過程で敵を倒す方が早いくらいの取得量なんだよ。
G : やる価値があるとすれば……って、あっ!?
咲夜 : あっ!? そういや、あれには有効だ!
金金金 : ……あれって何だ?
ミナト : さーて、サクラちゃん、そろそろ本格的に時間が危ないよー! 〆ていこうー!
「……何か凄い気になるところではありますけど、時間がないのも本当なので先に進めましょうか」
あれというのが何なのかが凄い気になるけど、ミナトさんが強引に流した感じもするからネタバレ案件だね! それならこれ以上は触れない方がいいはずだし、スルーでいこう!
「さてと、それでは最後はステータスとスキルの一覧を表示して〆にしましょう!」
という事で、まずはステータス画面を表示なのさー!
【ステータス】
名前:サクラ
種族:器用なライオン【雷】
進化階位:成長体
Lv:20(上限)
生命 : 530
屈強 : 83
堅牢 : 53
俊敏 : 73
器用 : 80
知恵 : 70
「あ、地味に屈強が一番高くなってます!? 器用を抜いてますよ、みなさん!」
わー! 器用の方がまだ高い気でいたけど、『屈強+7』を2つ解放したら一番高い状態になってたんだ! これは屈強を上げておいて正解だったかも!
ミツルギ : おー、屈強が一番高いとかライオンらしい構成。
イガイガ : 今まで器用の方が高かった方が不思議ではある。
いなり寿司 : 確かになー。
G : それにしても、堅牢の低さが際立ってきたな。
「みなさん、そこは褒めてくれませんかねー!?」
うぅ、折角ライオンらしい強化になったというのに、そこは褒めてくれないんだ……。でも、冗談抜きで堅牢の低さが目立っちゃうし、これは流石に今後の戦闘の為にも少し手を打っておいた方が良い気がする!
えっと、今の進化ポイントの余裕ってどれくらいあったっけ? あ、所持スキルの一覧でも表示されるからそこで確認しようっと!
「それじゃ所持スキルの一覧に切り替えますねー!」
ふふーん、この後は実況外のプレイだし、がっつり進化ポイントを稼いで堅牢も補強しておくのもいいかもね!
【所持スキルの一覧】
所持進化ポイント:48
《攻撃スキル》
屈強:『爪撃Lv2』『噛みつきLv3』
堅牢:『体当たりLv2』
俊敏:『連爪Lv2』
器用:『獅子咆哮Lv1』
系統外:『投擲Lv2』『振り回しLv1』『雷纏いLv1』『放電Lv1』
《補助スキル(アクティブスキル)》
堅牢:『身構えLv1』
俊敏:『疾走Lv2』
器用:『威嚇Lv1』『咆哮Lv1』
知恵:『識別Lv1』『看破Lv2』
《補助スキル(パッシブスキル)》
生命:『死亡還元』『捕食還元』『捕食回復Ⅰ』
器用:『戦意の纏い』『衝撃波生成』
知恵:『夜目』『解析略化』
系統外:『遊泳』『跳躍強化』『麻痺耐性』
あ、今の進化ポイントの余裕は3しかないんだ。うーん、もっと沢山ありそうな気がしてたんだけど……あ、屈強で使っちゃった分だけ減ってるんだから、これで合ってるよ!
「こう見ると、スキルってどんどん増えてますよねー! まだLv1のスキルも多いですけど……」
ミツルギ : 『爪撃』『連爪』『体当たり』辺りはそろそろLv3になって良さそうな気もするけどな? 『振り回し』もLv2に上がりそうではある。
富岳 : 確かにその辺はいつ上がってもおかしくないくらいにはなってるはず。
いなり寿司 : 『咆哮』は上がりにくいから、まだかかるか。
チャガ : 『獅子咆哮』『放電』『雷纏い』はもっとかかるな。
「あ、スキルによって上がり方が違ったりするんですね? 強力な効果のスキルほど、上がりにくい感じですか」
今上がったスキルの内容を考えたらそういう事になるよね。よーし、とりあえず上がりそうだと判断してくれたスキル達を中心に鍛えていこうじゃないですか! ふっふっふ、今日の実況外でのプレイはやっぱりライオンが先だね! 配信中ではやりきれなかった事が沢山あるよ!
「さてと、もう本当に時間がギリギリなので、今日はこの辺で終了です!」
金金金 : サクラちゃん、お疲れ! 今日も楽しかったぜ! 【500】
サツキ : サクラちゃん、お疲れ様ー! 投げ銭の代わりと言ったらあれだけど、お煎餅を送るからー!
チャガ : サイコロを振りに行ってた時になんで煎餅の宣伝が貼ってあるのか疑問だったが、サツキさん絡みか。
神奈月 : あぁ、なるほど。
ミナト : あのお店、サツキさんの友達のお店なんだって。後で私も試食してみよ。サクラちゃん、お疲れ様ー! 【500】
「金金金さん、ミナトさん、ありがとうございます! サツキさん、お煎餅は届くのを楽しみにしてますねー!」
うふふ、あのお煎餅は私も好きだからねー! 消費し切れないほど馬鹿げた量を一気に送ってこなければ、普通に嬉しいもん!
今日は投げ銭は少なめだけど、まぁそういう日もあるさー! それでも1,000円にはなったのです。……手数料で3割持っていかれるけど、そこは仕方ない。
「それではお疲れ様でしたー! 明日も今日と同じ時間から、ライオンの進化から始めていきますね! 皆様、ご視聴ありがとうございました!」
という事で、本日の配信はこれにて終了! 配信終了のボタンをポチっとね!
<配信のアーカイブを保存しますか?>
保存、保存ー! 保存しない訳がないじゃないですか! あ、そういえば今日のサムネイルはどれにしよっかな?
<サムネイルを手動で設定しますか?>
えーと、候補としてはタンポポの花びらでの切り刻む広範囲攻撃の身代わりに受けてくれたトカゲと、ヘビの攻撃を私の代わりに受けてくれたウサギと、私の武器代わりになって蜜柑の木の根を縫い留めてくれたカブトムと、朝日が昇ってくる朝焼けの様子!
今までのサムネイルは遺影とか言われてたし、ここは私としてもお気に入りな朝日で……いや、ここは周りの人の意見に惑わされちゃダメ! サムネイルは一番インパクトがありそうなのにしよう! うん、それで決定!
<配信のアーカイブを保存しました>
<保存したアーカイブへのURLを連携機能で通知しますか?>
さーて、カブトムシで木の根を木の幹に打ち込んだのをサムネイルにしたし、SNSへの通知はもちろんやるのです!
<通知を送信しました>
これで配信終了後の後処理も終わりー! それじゃ晩御飯を食べて、今日はライオンの目的地への移動を先にやっちゃおう! それが終わったら、木の育成もやっていくのです。でもその前に晩御飯! お腹空いたー! なんだか試食データのお煎餅を食べたら、妙に和食が食べたい気分になってるよー!
「本日の配信、お疲れ様でしたー!」
「サクラ、お疲れ様」
「はい、今日も頑張りました!」
「なんだかんで、次は未成体への進化だね」
「そうですねー! その前に実況外のプレイで移動をしなきゃですけど!」
「うん、その辺は頑張って」
「はーい! 私、サクラにお疲れ様と言ってくれる方はブックマークや評価をお願いします!」
「まぁまだ第5章はちょっとあるけどね」
「確かにそうですねー!」
「という事で次回は『第177話 サクラの呟き その5』です。お楽しみに!」
「晩御飯はなんですかねー?」
「……またの名を『サクラの受難』」
「ちょっと待ってください、作者さん!? 不穏な一言を残していかないでー!?」