*天才!
*がつくのはニィナ以外の視点です
俺の一つ年下で幼馴染のニィナは天才だ。そのことに気が付いたのはつい最近のこと、六歳の誕生日からニィナは変わっていってる…気がする。楽しくない、疲れた、とか言って逃げ出してた勉強もダンスも真面目にするようになって新しく乗馬と剣技をはじめる…そう父親に聞かされた、ニィナの父親が施設を作るからお前も一緒にやってこいとも言われた。
元々七歳になったら剣技をはじめる予定だったのでちょうどよかった。ニィナが飽きたとしてもその施設を使わせてもらえるから本当にちょうどいい…はじめる前はこんなことを思っていたのに…
「くそ…ニィばっかり強くなっていってないか?」
いざはじまるとなんとニィナはすぐに身に着け強くなっていった…そんなニィナを先生たちは褒めた。飽きるどころか楽しんでいるニィナ…乗馬だってすごいうまい……ちょっと前までワガママな妹だったのによ…
「まぁまぁ…ベリィなんだからすぐ上手くなるよ」
…俺よりできるやつに言われても………六歳の誕生日からニィナは本当に変わった、気がするだけだけど!雰囲気とかいうこととか…妙に大人じみてる…ような感じがする。前なら私なんだから当然!ベリィが弱すぎるの!とかいうやつなのに…
「…ニィなんか変わったな、誕生日から変だ」
「変?!」
ほっとけない妹だったのに……俺のが年上なのに置いて行かれるようでいやだ…ずっとワガママなニィナでいてくれよ……と、心の中で呟いたけど
「私はやりたいのっ!弱いベリィを守ってあげるからね!」
「?!それ男がやることだろ!あと弱くないっ」
「なら勝負だね!ぼこぼこにするんだからっ」
「こっちのセリフだ!!」
やっぱりニィナはまだまだおこちゃまだな、心配する必要なかった。あと俺が強くなればいいだけの話だよな!
初めてベリィ君目線で書いてみました!七歳ってこんなに分析しようとしないよな?と思ったけど、貴族の子だからきっとすごい教育を……
あと、若干依存系が見え隠れしてる…?