覚醒する記憶!
初めて書くのでおかしな所もあるかもしれませんが、、頑張っていきます!
「私は…仁奈だ」
そう自覚したのは目を覚ました瞬間…沢山の記憶が頭の中に流れてきた。裕福でも貧乏でもない普通の家に生まれて勉強も運動も人並みで…でも両親も友人もみんないい人で、とても恵まれた生活をしていた普通の女の子だった……何故こうなったか…あれは…そう、事故、だった…誰かに仕組まれたものではない事故…いつものように学校に行く道で…車に…………。
「まぁ、起こってしまったことは仕方ないわ。どうやら二度目の人生をもらえたようだし、過去の事は気にせずこれからの事を考えなくては…」
仁奈だった私は今ニィナという六歳の女の子になっていて、丁度今日が六歳の誕生日。それがきっかけなのかは分からないけれど前世の記憶が蘇ってしまったようで……昨日までは普通だった部屋は前世の記憶がある今の状態で見るととても広く現代的なものではない。
「まるで貴族の部屋ね……漫画とかアニメでこんな感じだった」
とりあえず服を着替えることにしよう、昔の事を思い出したからと言っても今の私はニィナなのだから昨日の自分と同じように過ごしていけばいい、お父様もお母様も大好きだし、今日は私の誕生日でお友達を招いてパーティーをするって言っていたわ、早く支度をして元気な顔をみんなに見せなきゃ。
「そういえば…どこなんだろ、ここ。」
仁奈が生きた現代ではないはず…部屋に置かれている家具は現代だったらアンティーク?と呼ばれるだろうもの、すごい高級なんだろうな…なんて低レベルな感想しか出てこない。
きっとここには漫画もアニメもないだろう、もちろんスマホとかパソコンなんてものがあるとも思えない………考えてもわからないしまずは部屋から出て色々観察してみよう、そしたらここかどこなのか、ニィナが誰なのか、分かるだろうし…
「昨日まで普通だった光景が、今日になった途端不思議なものに見えるなんてね」
おかしな話ね??そんなことを考えながら私は呑気に用意されていたドレスに袖を通して乱れた髪を整える…普段は使用人さんがやってくれるんだけど……明日から六歳だから自分でできます!なんていったのよね~~。
準備ができれば部屋のドアに手をかけて外にでる…昨日まで普通だったものが、今記憶を取り戻した状態でみてどうなるのか、そんなことを考えていた私はまだ気づいていなかった、自分がとんでもない世界に転生していたことに…!
パソさんでいろいろ修正です…