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『TLS第四話』  作者: 黒田純能介
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三ヶ月後


私は傷も癒え、とうに退院していた。


浅野は無事一命を取り留め、意識も回復した。


私はあの後あった事を話し、浅野からは梶浦を倒した事を聞いた。




「よくやった」


とだけ言ったら目を丸くしていたな。


…私が褒めるのがよほど珍しいのか。


退院したらまずは鈍った身体を鍛え直してやろう。


「いやぁ~あの、まずはリハビリからでお願いします…」


滝の様な汗を流しながら言っていた。


楽しみだ。



須藤と敷島は北海道に帰った。


「んじゃ、俺達は帰るわ。ほんっっっと短かったけど、元気でな。何か分かったら北海道南支部まで連絡くれよ」


「……アイツ、純能介が死ぬ訳あらへん!…アンタ、絶対連絡してや!?」


「…分かった。約束しよう」




…コイツ、やけに気にするな…。と思ったが表情に出さないよう気を付けた。




二人は来た時と同じ様に、列車に揺られながら自分達のアジトへと帰っていった。



…あの男の消息だが…。


瓦礫は全て取り除かれたが、結局遺体は上がらなかった。爆風によって粉々に吹き飛ばされたのではないか、と誰かが言っていたが…。


私はむしろ確信した。


あの男が生きている事を…。




月日は流れ行く。

いつか奴が帰ってきた時には、もう一撃見舞ってやろう。


そう、私は心に決めたのだった。



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