ラストバトル
「チェストォォォ!」
「ハアアアァァァッ!」
ダダダダダッ!!
布津と如月が同時に突撃する。
「ハアッ!!」
カキィィンッ!!
三つの斬撃を、一振りで払い切る。
「フンッ!」
ギィン!
「うおっ!」
「ハッ!」
ドカッッ!
「ぐうっ!」
逆払いで布津を刀ごと押し返し、その勢いのまま如月に回し蹴りを浴びせる。
「どうした…?手加減は要らんぞ?私を殺すつもりで来い」
スッ…。
首領が懐からサバイバルナイフを取り出す。
「勿論、私も全力で掛からせて貰うぞ」
「…チィ!」
布津が単身床を蹴る。
「オオオォッッ!!」
無数の斬撃。だが全て見切られていた。
―――全て、片手で防ぐと…!?
「…所詮は習い事の剣だな」
ガギィン!
「!?」
大きく弾かれ、布津が体勢を崩す。と同時にッ!
ガゴンッ!!
顎を掬い上げる様な爪先の蹴り。
「…っぐあっ…!」
宙を舞う布津。そこを狙い追撃の蹴りが襲いかかるっ!
ドカッッ!!
「ぐはあっっ!!」
ズダンッ!ズザザザーッ…!
床に叩き付けられ、数メートル転がった。
「ハアァッ!!」
先程のダメージから立ち直った如月が再び斬り掛かる。
ヒュンヒュンヒュンッ!
布津よりも手数の多い斬撃。しかしそれすらも紙一重で全て躱す。
「…太刀筋は良い。だがまだまだ」
「…っのッ!」
ガギィンッ!
クロスした斬撃を、剣とナイフを交差させ受け止める。
「くっ…!」
カキキキ、と小太刀が軋む。
「…。お前は、何の為に闘っている?」
小太刀を受けながら、涼しげに問う。
「決まっている…!平穏の為だっ!」
キィンッ。刀身を払うと間合いを取る。
「……真直ぐだな。お前の様な者が後少し、多くこの世に居ればな…」
首領が如月の目を見据え語る。
「………」
「今となっては、詮無き事か」
「フン…」
如月が再び構える。
「そろそろ時間が惜しい。決めさせて貰うぞ」
首領がユラリと剣を持ち上げる。
「フンッ!」
ビュンッッッ!
突如手にした剣が鞭の様に伸び、しなり、如月を襲うっ!
「!?」
ザシュゥッ!!
鮮血が舞った。




