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『TLS第四話』  作者: 黒田純能介
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交わした約束


「ああ。ちょっとな」


「ウチらのダチやねん」


ダチじゃねぇだろ、と須藤がニヤニヤしながら言う。


「ええから、早よ行くんや!」


須藤の頭に手刀をめり込ませながら敷島が言った。


「…分かった…。助かる」


「俺が突破口を開きます!…うりゃぁぁぁ!」


浅野が杖を振り回し、立ち塞がる黒服を一蹴する。


まるでモーゼの十戒の様に、エレベーターまでの道が拓ける。


如月が駆け出し、浅野が後に続く。


バンッ。勢い良く上階へのボタンを押す。二基あるエレベーターの左手が扉を開けた。


「さってと。久々に大暴れしますか」


エレベーターに乗り込む如月達を眺めながら須藤が言う。


「アイツの事、頼むでぇ!」


エレベーターの扉が閉まる直前、敷島が叫ぶ。コクン、と如月が頷き、扉が閉まる。


「頼むで、ホンマ…」


…ユラリ…。


目標を見失った黒服達は、新たな侵入者達に向き直る。


「用意は良いか?ユーコ」


「応ッ!」


ガシャンッ!


ジャキンッ!


須藤が大剣を構え、敷島が両腕に着けた鉄甲から双爪を展開する。


「「いらっしゃいませ!!」」


二対多数の闘いが始まった。


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