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『TLS第四話』  作者: 黒田純能介
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悪夢、再来


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……もうどれ位時間が経過したのだろうか。


意識はあって無い様なものだった。


全身を覆う拘束具。そして周囲をたゆたう培養液。酸素マスクによって呼吸は保たれているものの、身動きは全くできなかった。


ましてやこのカプセルの中だ。中からは開けられない。


再び、意識が薄れ始める。



……済まん……。



その言葉は、誰に向けられたものか。


意識が、途切れた。


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