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悪夢、再来
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……もうどれ位時間が経過したのだろうか。
意識はあって無い様なものだった。
全身を覆う拘束具。そして周囲をたゆたう培養液。酸素マスクによって呼吸は保たれているものの、身動きは全くできなかった。
ましてやこのカプセルの中だ。中からは開けられない。
再び、意識が薄れ始める。
……済まん……。
その言葉は、誰に向けられたものか。
意識が、途切れた。