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週末何していますか?夢の中の一日です。

 ―6:15―


 ゴロゴロゴロ


 外がうるさくて目が覚める。なんだ雷か。


 今日は珍しく目覚めがいい。そしてお腹減った。


 1階に降りる。


 冷蔵庫の中をのぞく。特にいいものは……ベーコンがあった、これにしよう。


 フライパンを取り出し、薄く油をひいたらベーコンを乗っける。その上に卵を落としてしばらく待つ。


 朝はパンよりご飯派の僕です。


 ユーチューバーの教室とかあるのかぁなどと無駄な思考を凝らしていると黄身がいい感じに固まっていた。


 さらに移して醤油をかけたらいただきます。


 ―7:00―


「おはよう」


 おはよー


「珍しく何か食ってる」


 朝ごはんだよ。もう食べ終わるけど。


 食べ終わった皿は軽く水で流してつけておく。洗い物たまってないしね。


 さて外は雷、今日はどうしようか。


 とりあえずネトゲのログボはもらいます。


 ―15:00―


 船の中、親戚が集まっている。


 トランプゲームや人生ゲームなどで賭け事をやっている。


 そんな中僕は船室の奥、ばあちゃんのよこに寝そべりながら青い犬の腹をなでていた。


 猫とは違うモフモフ感……たまらん。でもやっぱり猫がいいなぁ。


 犬は3匹、茶色に青色に黄色。


 一番近くにいた青色の犬をめでている。


「****や」


 なに?ばあちゃん。


「あんたにこれをやろう」


 そう言って巾着袋きんちゃくぶくろを渡された。


 やや重い。それに中身がじゃらじゃら言っている。


 小銭かな?


 巾着袋をひっくり返して手の上に中身を出す。


 するといろいろな形の小銭が出てくる。日本円じゃないものや時代が違うものまで混ざっている。


 ばあちゃんこれ、どうすればいいの?


「あんたにやる」


 じゃらじゃらと出てきた小銭をあさり使えそうなものを探す。


 あ、500円玉……と500ウォン……?これは手のひらサイズまである。これはただ50とだけ書いてある。


 あまりにも雑多な種類がありすぎる。


 小銭をしばらく漁っていると船が揺れた。


 わきに置いていた大太刀をもって外に出る。


 外にでるとそこには巨大な影があった。


 巨大な影からは砂が落ちている。おそらくゴーレムだろう。しかしどうしたものか、この巨体に大太刀1本で立ち向かうのか。まぁやれるだけやってみるか。


 ―――む、ぬぅ……小銭をあさっている間に寝てしまったようだ。背中が重い。


 体をゆすり背中に乗っているものを落とす。


 これは……砂……?


 あぁそうか、これは夢だ。


 場所はいつもの自宅のベッドの上。こんなに食べて寝てを繰り返して大丈夫なのか?


 ―17:00―


 今日は花火大会、いつもは敵対している皆さんと一緒です。


「なんで私たちがあんたなんかと……」


 別にいいじゃん。この間のクレイゴーレムだって何とかなったし。


「何とかなったからこっちは困るのよ!どうしたらあれを刀1本でどうにかできるのよ!」


 ……気合?


「ぶっとばすわよ!?」


「まぁまぁいいじゃねえか祭りの時くらいはよ」


 そうだよ、このおっさんの言う通り。


「俺、お前と同い年なんだが……」


 まじか、禿げてるのに!


「うっせぇ!」


「ぱずる、ぱずる」


 そっかー、****ちゃんはパズルがしたいのかぁ。


「話を聞けよ!」


 そっちのグループの子がパズルしたいと言っているのだが。


「それはそうだが……」


「やめなさい、こいつには話が通じないわ」


 失敬な。話ぐらい聞いている。


「じゃあちゃんと答えなさいよ!」


「****、今自分で言ったことを自分に言い聞かせな」


「うぐっ」


「キャハハ」


 かわいいねぇ、こっち側につかないかい?


「人の妹を勧誘するのはやめなさい!」


 ちっ、うるせえ奴だ。


「なによ!」


 どうどうどう。


 まぁ僕たちの仲間が見てるからパズル行っておいで。


「わーい!」


 じゃあまぁ僕たちは―――


 家で勉強ね。


「なんでよ!」


 家まで来ておいてそれはないだろー。どうせ花火はまだ始まんないんだしさ。


「諦めろ、俺はすでに諦めた」


 あ、アイスいる?これ旨いんだよー。


「ストロベリー!」


 はいよー


「俺はチョコミントで頼む」


 了解。


 しばらく勉強していたが飽きてきたので立ち上がり窓辺に置いていた青いスライムをいじる。


「言い出しっぺが何してるのよー」


 いや暇で。


「勉強しなさいよ」


 はいはい。


 まぁそろそろ花火大会のほう行きますか。


「やっと終わったー!」


 アイスおいしかったでしょ?


「それとこれとは話が別よ」


「だな」


 2人を連れて花火大会のパズルの場所まで戻ってきた。


 おー半分ほどできてるー。


「この大きさだしまあこれくらいよね」


「ぶい!」


 すごいすごい。ブイサインをしながら駆け寄ってきたので頭をなでる。


 するとそこに3人組のガラの悪い連中がやってきた。頭も悪そうだ。とゆうか猿だ。


「おーちっこいのがたくさんいる」


「どれ手伝ってやるか」


 明らかに崩す気満々だろ、お前ら。1人が近くにいた子供に手を出そうとしたので全力でぶん殴ってみた。


「なんだお前は!」


 いやだって普通邪魔するでしょ?ただ不良が絡むのがすっげーイラつく一般人です。


 襲い掛かってきた残りの2人に対し足払いをかけぶっ倒す。


 ―――あれ、なんで自室のベッドの上?


 起き上がる。周りを見渡すと机の上にPCがついていた。


 PCの画面を見るとそこにはラインで1枚の集合写真とともにメッセージが1件。


『能力なしだと弱いのね、あんた』


 あぁ、そっか。これも夢か。


 ―18:00―


 1階に降りて腹が減ったと言うと冷蔵庫の中に肉があるからそれを焼けと言われる。


 アバーウト。


 にしても久しぶりに世界線がつながる夢を見た。とゆうか夢の中で夢を見た気がする。


 フライパンを取り出し薄く油をひく。


 冷蔵庫のチルド室から半分なくなっている薄切り肉のパックを取り出し適当にフライパンの上に乗せる。半分くらいでいいかな。


 ボトリ(肉が全部落ちる音)


 ……………………。


 ジュー(肉が焼けいい匂いがする)


 いいや、やけくそだ全部食ってしまえ。


 今日は夢の中の夢の日だ。現実もテキトーにしてしまおう。

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