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週末何していますか?映画の一日です。

 ―5:00―


 目が覚めた。外はまだ暗い。1階に降りる。


 冷蔵庫の中をのぞく、和菓子だ。朝飯代わりにはなるだろう。


 くずもちを咀嚼しながらネトゲを起動する。この時間に人は……今日は日曜日だからか数人ログインしていた。


『おはようございますー』


『おはよー』


『おはー』


 自分のキャラだけではできることが少ないので1日クエストを完了させ放置する。


 ―7:00―


「おはよう」


 父が起きてきた。もうこんな時間なのか。


 おはよう。


 外はもう明るい。そういえばあんなにうるさかった蝉の声はいつの間にかなくなっていたな。お盆休みも、もう終わりか。


 ネトゲを多重起動しログボ(ログインボーナス)を稼ごう。


 2階に上がるのは……面倒だ。父が起きて空いたベッドにもぐりこむ。


 ―10:00―


「げひゃひゃひゃひゃ」


「お前たちがなぜここにいる!?」


 仲間数体とともに馬車を囲む。馬車には王家である印がついている。


 まずは弱そうな女の子から殺そうとする。しかし邪魔が入る。この国の王子であろう綺麗な服をまとった男だ。


 男が邪魔をしその間に子供には逃げられた。ちくしょう、そっちのほうがうまそうだったのに。


 男は善戦するが所詮多勢に無勢、自分がつばぜり合いしている間に仲間が男を切りつける。そこからは一方的だった。仲間とともに切り刻む。


「げひゃひゃひゃひゃ!!!」


 ゴブリンどもは雄たけびを上げた。


 と、いう夢を見たのさ。


 おかしいななぜ人間側ではなくモンスター側であるゴブリンになる夢を見たのだろうか。


 僕にはカニバリズム的衝動もなければ殺人衝動もないぞ。


 起き上がるのもあれなので、そのままふて寝する。


 ―15:00―


 胸の上で何かが揺れた気がする。眠い、寝る。


 ―17:20―


<ピンポーン>


「はい?」


 ぬ、誰か来たようだ。


「おい、友達来てるぞ」


 おや珍しい。遊びに行くことはあっても来られることなんていつぶりだ?


 しかし寝起き、頭はぼさぼさだろうし寝間着だし……まぁいいか。


 誰ですかー。


「よう、久しぶり!」


 なんだお前か。確かに数年ぶりだなそして後ろに隠れている奴、2日ぶりだな。連絡もなしに突然……連絡あったわ、ごめん寝てた。


 とりあえず家に上がってくれ。準備するから。


「了解」


 寝ぐせは手串で直った後は着替えて歯を磨いて、よし準備完了。って何を人のPCの周りをあさくっているのか。


「いや、別に面白いものないかなーって。てかUSB多すぎだろ」


 そうか?別に普通だと思うが。PCの画面をつける。


「これがお前のやってるゲームか」


「何個起動しているんだよ」


 多重起動くらいフツーフツー。4つしか起動してないから。


「十分多いと思うぞ」


 まあログボもらうためだしな。


「どれがお前のキャラで一番レベルが高いんだ?」


 このキャラだがやる気低下中。はい、PCシャットダウンー。


「消すのか」


 それよか僕の蔵書を見に来ないか。ちょっと自慢気に誘ってみる。


「しゃーねーな」


「この間大量に買ってたもんね」


 2階の自室へ、って暑いわこの部屋!


「あっつ!何この部屋」


「あちー」


 すまん、これは予想外だ。


「おーベッドふかふかだ」


 本より先にそれかよ。


「寝てたら腰が痛くなりそうなベッドだな」 


 僕はもう慣れた。


 というか何しに来たんだ?


「デパート行こうぜ」


 いいけど何しに行くんじゃ。


「髪切りに?」


 まぁいいけどさ。


 ―18:50―


「それじゃまたあとで」


 あいよー。


 さてお腹がすいた。飯食べに行こうぜ。


「まてこのパズルが解けない」


 知るか腹減ったんだ。マック行こうマック。


 ―19:10―


 お前は何食べたいんだ?


「テリヤキバーガー」


 よしじゃあそれを目の前で食ってやる。


「殺すぞ」


 すいませーん、テリヤキバーガーください。ポテトもセットで。


 ポテトは自由に食っていいぞ。


 ―19:40―


「ただいま」


 おかえり、微妙にさっぱりしたな。


 それでこれからどうするんだ?


「どうしようか」


「どうすんだよ」


 映画でも見るか?今新しいやつ上映されたばっかだろ。


「それいいね、気になっていたんだよね」


 まじか、冗談で言ったつもりなんだが。


「よし、映画見に行くか」


 マジなんですね、まぁいいけど。


 ―20:30―


 やっぱりここは遠い。そもそも目的の映画は上映しているのか。


「セーフ、21:10で最後だ」


 それはよかった。ほかにめぼしい映画はないのか。


「微妙なラインナップだな」


 僕が好きな映画はここじゃ上映していないからなぁ。この田舎め。


 つか学生証持ってきてないから一般料金か、まぁいいか。


 チケット買ったら隣にあるアニメイトに行こうぜ。


「だな、暇だし」


 ―21:00―


 入場可能になったのだが友人がトイレから戻ってきません。


 なぁ飲み物買うか?


「どっちでもいいわ」


 そうかい、確かに微妙に高いからなぁ。


「ただいま」


 遅いおかえり。もう入場始まってるぞ。


「まじか」


 まじだ。


 とりあえず見に行こう。


 ―22:45―


 面白かったか?


「まずまず」


「最後の描写もうちょっとほしかったね」


 だよなぁ……。考察作品とは聞いてたけどまさか本当に考察しなければらないとか。


 それはともかくこれからどうします?


「家に帰るな」


「さすがに帰るよ」


 微妙に遊び足りないがまぁしゃーない。帰るか。


 ―23:00―


 だからあのIFボールが弾けてそれぞれが望む世界を見て主人公は駆け落ちする未来を手に取ったんだろ?


「そもそもあのIFボールが何なのかもうちょっと情報が欲しいよな」


「考察しがいはあるけどラストがもうちょっとほしかった」


 などなど映画の感想をいいながら。とゆうかあの花火師のおっちゃんは何だったのだろうか。


 ―1:15―


「じゃあそろそろ帰るわ」


「またなー」


 おう、また今度なー。


 さていろいろ話し込んでしまったが……もうこんな時間か。


 今日はお風呂入ってもう寝るか。


予想以上に夜遅くなってしまって週初めなのに週末の話をします。怠惰ですね。

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