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夢ー4
電話が鳴る。
ジリリリリリリリリ。黒電話だ。
「はいはい。こちら神様」
「出会った頃に戻りたい」
「テツヤくん、きみは今まで過ごした自分の時間を無駄にする気かい?」
「無駄ではない。あのままだと【ステラ】は死ぬ」
「他にも色々選択肢があったはずだ。今のきみなら、全身を骸骨にしたら、世界を滅せる。例えば、ステラを世界最強にして自分が骸骨になる、とかね」
「それも考えた。でも、ステラは俺がいないとダメだからな」
「で、どの場面に飛びたいの?」
「俺はおまえにとっては本の物語の登場人物みたいな感じなのか?」
「飛ぶのは過去だからね。日記の1ページみたいなものさ」
「飛ぶのは、ステラと合う前がいいな」
「ほとんど最初からじゃないか」
「よろしく。俺は全身骸骨になるのか?」
「その件については僕と交渉するもんだと思ってたんだけど」
「願いを叶えてもらってるんだ。これ以上は望まないよ」
ふっ、と電話口の向こうで神様が笑った気がした。
「いってらっしゃい」
電話はガチャリと切れた。