幕外編その2 うちの兄がカワイイ!……という名の困惑
はい、幕外編の第2回です。
今回は智樹くんの回です。
ものすごくコメディー臭がする話になってます。
ノリノリで書き過ぎて文章量がヤバくなりましたがこのまま載せる事にしました。
いつもよりちょっと長すぎる話ですがどうぞ~。
(2012/12/09 体裁統一のためのチェック)
日曜、部活の帰りのことだった。
「おい、智樹」
「ん? なんだよ 俊之」
こいつは眞壁俊之、俺と一緒のバスケ部員で小さいころからの腐れ縁の親友だ。
「今日、お前んち遊びに行って良いか?」
「ああ、良い――と言いたかったけど今日はダメだ」
そうだよ、今家に上げるとマズイのすっかり忘れてた……。
「どうしてだよ?」
「いや……家族ぐるみでちょっとトラブル?」
コイツを家に上げたらお兄のことをどうやって説明すれば良いんだよ~……。
「んだよそれー、せっかくお前の兄ちゃんにリベンジしようと思ってたのによ!」
いやそれよけいに家に上げられなくなるから……。
「ごめん、今度都合良くなったらなっ!」
「仕方ねえなぁ」
なんとか俊之は諦めてくれたようだ……。
□◇□◇□◇□◇□◇――…
「ただいま」
玄関にカギがかかってたし、まだ誰も帰って来てないみたいだ。
もう3時半だってのに誰もいないなんて珍しいなあ……。
「ってそう言えば買い物行ってるんだっけ?」
お兄の服を買うとか、髪を切るために美容院行くとか言ってたし、時間かかるのかもしれない。
俺はリビングにカバンを置いて、牛乳を一杯飲んで、『Dragon Hunter』を始める。
春休みは大会で忙しかったから最近まとまってやれてない。お兄に差をつけられっ放しだし、ちょっとガンバるか……。
とりあえず、お兄が欲しがっていた飛竜玉を取ってみよう。
あまったらお兄にあげれば良いしな……。喜んでくれるかも?
『智樹……ありがと!』
ものすごい長い髪を雑にしばったカワイイ女の子がにっこりとほほ笑んで上目づかいにお礼を……。
って違う違う!
「それは違うぅ!」
思わず立ち上がって叫んでた。
いや本当に違うんだ。あれはお兄なんだ!お兄なんだよ!
「なに意識してんだよ俺!」
気をとりなおして早速飛竜狩りを始めた……んだけど、なかなか難しいなコイツ! どうやって攻めるんだ……?
かなりの時間、ムキになってゲームをやってると玄関から「ただいまー」って声が聞こえた。
「おかえり~!」
どたどたと慌ただしく母さんとお姉がリビングに入って来た。
「あれ? お兄は?」
「ああ、疲れたって自分の部屋に行っちゃったわ……いろいろあったからね……」
びみょうに歯切れが悪いお姉、さてはお兄になにかしたな?
「ふ~ん……もしかして、お姉と母さん、お兄を着せ替え人形にして遊びたおしたとかじゃないよな?」
「はぁ? そんなの当たり前じゃない!」
おいおい、当たり前なのかよ! お兄がかわいそうだ。
「今の明はとってもカワイイわよ? 見てホレるんじゃないわよ?」
「いや……お兄なんだしそんな……」
「それにしてもあんた、ゲームはホドホドにしておきなさいよ? どうせ部活ばっかりで勉強してないんだから!」
「お姉、日曜日なんだから許してくれよ~」
「智樹ちゃ~ん、お夕飯までですからね~?」
「は~い!」
それからしばらくして父さんがリビングにやって来た。
「なんだ智樹、ゲームか? 普段部活ばっかりなんだから勉強もしろよ?」
「分かってるよ……」
そのまま父さんは本屋の紙袋からハードカバーの本を取り出して読みだした。どうやら本屋に行ってたみたいだ。
それからずいぶんと経って、やっと飛竜の狩り方が分かってきたころにお夕飯の良い匂いがしてきた。
時計を見るともう7時前だ。時間も時間だし一回ゲーム止めるか……。
ゲームをやめてキッチンのようすを見た。
匂いからしてこれは――
「母さん、今日はクリームシチュー?」
「ええそうよ? 後はサラダ用意するだけだから明ちゃん呼んで来てくれる?」
お兄を呼んで来るって……アレを……?
「えー……お姉は?」
「勉強してるって言ってたわ~。7時に手伝いに来るって言ってたしもうすぐ来ると思うの~。だからお願いね~」
父さんを行かせる訳にもいかないし……しかたないか。
「は~い……」
俺はお兄を呼びに行くついでにカバンと制服の上着を手に持って向かった。
□◇□◇□◇□◇□◇――…
部屋に戻ってお兄に声をかける。
「お兄? バンメシだよ? ……ってなんで窓開いてるんだよ……」
少し寒くなった部屋をつっきって窓を閉める。春っていってもまだ寒いんだぞ? 全く。
窓を閉めてため息を吐いたら、とんでもないモノが見えた。
「ええ~……なんてカッコウで……」
ふり向いた先にベッドの上で今まで見たことないくらいカワイイ女の子を見つけた。
真っ黒な髪は真っ直ぐにベッドの上に広がってて、その長い髪の上で横になってまくらをぎゅっと胸に抱きしめて丸まってた。
体に合ってない大き目のカットソーからは脇が少しのぞき見えてて……正直むちゃくちゃ目の毒なんじゃ……?
「こ……これがお兄なんだよね……? お、おい……バンメシだって! 起きろよ」
「う~……ぐす……うぅ……」
ちょっとコレ反則だろ!? なんでよりにもよって半泣きなんだよ!?
カワイイ女の子がキケンなカッコウで半泣きとか意味が分からないんですけど!?
「おい、起きろよ~起きろってば! た、頼むから起きてくれよ~……」
肩をゆすっても起きないし……。
どうすれば~……ってそうか! この抱きしめてるまくらをはぎ取れば起きるんじゃね?
さっそくまくらをはぎ取る作戦決行! ってきつく抱きしめすぎ、ぬけないっつーの!
すぽーんと音が出そうなくらい勢い良く抜けた……。なんとか抜き取った……んだけど……。
「どうしてこうなった……」
あろうことか肩を揺すっていた左腕を取られて抱き付かれてしまった……。
ああ、なんか柔らかいモノが左腕に……。ってそうじゃない! そうじゃない! ヤバイ! ヤバイってこの体勢……。俺がカワイイ女の子押し倒してるような体勢じゃないか!? ていうか頬ずりするな! そんな……俺の理性がマッハ過ぎるんですけど!?
「頼むから起きてくれ!」
「なによ? 大きな声出して……智樹のバカ……」
「ぐぁっ……痛い痛いっ!」
お願いだから俺の腕を抱きしめたまま寝返りしようとするんじゃねぇ!
腕の痛みを必死にがまんしてたら目を覚ました女の子とばっちり目が合った……。
「なんで智樹が僕のベッドにいるんだよ!?」
「うごっふぅ!?」
女の子に膝蹴りされた……。
「うぐぐ……なんでこうなるんだ……」
ベッドから転がり落ちて腹をさする。結構今のキいたぜ……。
それにしてもなんてことするんだ、文句を……。
顔を上げたら胸を突きだした状態で前髪パッツンロングヘアーの女の子が体をひねってた……。
「ふぅ~~……んぅ~~……あぁ~……」
しかも変な声出しながら!? ちょっと誰かコレ止めてよ! 本当に誰か止めてよ!?
「なに?」
女の子にいきなりにらまれて慌てて顔を反らした。
「な、なんでもない……」
思いっきり顔を反らした。見てないから! 見てないんだからな!
「んで、どうして僕のベッドに智樹が入ってたの? ていうか僕の目の前に顔があったんだけどさ……」
「うっ……、ああっ、あれはだなっ! 俺のせいじゃないからなっ! ほんっとうに俺のせいじゃないんだからな!」
恐る恐る女の子の顔を見る……。やっぱり怒ってる。大きな垂れ目がちょっとだけ鋭くなった。
「いや……内容を聞いてから判断するから……ほら? 話してよ?」
怒る気持ちは分かるから! お願いだから乗り出してこっち来ないでよ!
「いや……でも……」
「ほら早く」
マジでストップ! お願いだからストップ! カットソーの胸元が開けて中見えそうだから!
「ほら~?」
しかもなんかものすごくアヤシイ顔してるんですけど! なんでだよ!?
「うわ~!!!! 分かった!! 分かったからそんな顔で見つめるなぁ!!!!」
慌てて引き留めて目線を反らした……。
危ない危ない、あれ以上は正直いろいろ困るんだよ!
「もうすぐ夕飯だろ? 母さんがお兄を呼びに行って来いっていうからさ、来たんだけど。寝てたもんだから起こそうとしたんだよ」
「それで? どうして僕のベッドに入ってくることになったんだよ?」
「いや……なかなか起きなくてさ。気持ち良さそうにまくら抱えて寝てたもんだから、まくらを引っぺがしたんだよ。そしたらいきなり腕をつかまえられて引っ張り込まれたんだ。すぐに出ようとはしたんだぜ? でも、がっしり左腕に抱き着かれてさ。引きはがせなくてそのままベッドの中ってわけさ……」
「もっとマシな冗談ないの?」
「これ、見れば分かると思うけどお兄のヨダレだから……」
いや本当は涙なんだけど泣きながら頬ずりされましたなんて言ったらさすがに殺されるよ……マジで……。
「うわっ、本当!?」
女の子が慌てて口元をぬぐい始める。かたちの良いくちびるがプルプル揺れてなんだかじっと見てしまった……。
「いやー、ごめんね! そうかそうか、まぁ寝ぼけてたから仕方ないってことで流しておいてよ?」
俺の肩をポンポンと叩いてベッドから跳ね下りた女の子はそのまま部屋を出て行こうとした時、すれちがいに良い匂いがした……。ああ、ダメだ。俺もうなんか折れそう……。
「いや……流すとかムリだ……」
気付いたら女の子の背中を追いかけてた。
「どうしてよ? ……どうして?」
カワイく首をかしげながら見上げる女の子……。大きな目を更に大きくしたその目に吸い込まれそうだった……。
ダメだ! もうガマンできない! これはお兄なんだ! 超カワイイけどお兄なんだよぉ!!!!
誰か止めてくれ! 俺のこのワケの分からない衝動を止めてくれ!
「ああああああああああああああああああ!!!!」
「智樹が……壊れた……」
壊れたのは誰のせいだよ!?
お兄の肩をつかんでゆすった。
「お前自覚持てよ! こっちが困るんだよ!」
「わけ分かんないし、痛いから離せ!」
「ぐぇ……」
胸に一発パンチをたたきつけられた……ちっさいのになんてパンチ力なんだ……。
俺はその場で倒れ込んだ。
「良かった……止まってくれて……」(ガクリ)
□◇□◇□◇□◇□◇――…
けっきょくあれから、夕飯で上手く話せなかったり風呂上りに『俺の』裸を見られたりした……。すっごい散々な一日だった気がする……。
なんかすっごくへこむ……。
いやいやもうこうなったら気分転換だ! そうだ! マンガでも読んで気分転換だ! ……って週刊誌開けたらいきなりラブコメとかどうしてだよ! 今こんなの読んじゃダメぇ! こんなのダメぇ! うああああああああああああああああああああああああああ!!!!
「智樹~?」
「ん~? なんだよ?」
それどころじゃないんだよ! 今は俺が落ち着くのが先なんだってば!
「智樹ってば! 歯ミガキしなさいって!」
「うわぁ!?」
いきなりお兄の声が聞こえた……。体を起こすとベッドの縁からのぞき見てた……。
タイミング良過ぎなんだよ、もう!
「って……うわぁってなに? うわぁって」
「分かったから! 降りてくれよ! 降りれないだろ!」
ていうか、えりが広すぎなんだよ! そのパジャマ! 上から見たら中丸見えになるんじゃないか!? 少しは周りの目を気遣えっての!
ベッドから降りたらお兄が待っててハミガキしろしろってうるさく言った。コロコロ変わる表情がカワイイ……っていかんいかん、これはお兄なんだ! お兄なんだよ! 惑わされちゃいかんのですよ! はぁ……どうしてよりにもよってお兄が俺の好みのドストライクなんだよ……。
「ってなにため息ついてるの? さっさと行ってきなよ?」
「わかったよ~……」
もうガマンし続ける未来しか俺には残ってないのかな……。
「悩みがあるなら聞くよ? これでも僕は智樹のお兄さんなんだし」
……誰のせいでこうなってるのか分かってるの? これ全部あんたのせいなんだよ!?
「……お前なんかっ、お前なんかアニキじゃねぇ!」
「……え? ……どうして……? どうしてそんなこと言うの?」
お兄の口から悲しそうな声がもれる。
いや、そんな……こと言うつもりなかったんだよ! ちょっとストレスのせいで怒りが……。
女の子がボロボロと涙をこぼし始めた……。
「うあっ……そんな泣かれても……俺が、俺が困るんだよぉ!」
もうなにを言って良いのか分からなくて猛ダッシュで逃げることにした。
ゴメン、お兄なのに! 本当にゴメンよぉ!!!!
□◇□◇□◇□◇□◇――…
――ちゅんちゅん……。
ああ、スズメの声が爽やかだ……。
けっきょく一睡もできなかった……。
あれから泣かせたことに罪悪感を覚えてずーっと気になったり考えたりで一睡もできませんでした。
「ぐすっ……すぅー……すぅー……うぇ……くぅー……」
今聞こえてるのは下で寝ている女の子の寝声です。
たまに「うぅん……」とか「ふぁ~にゅ~」とか変な寝声に混じってぐしぐし泣いてるんです……。一晩中そんな声聞かされ続けてると罪悪感と妙な興奮で全く寝れませんでした!
「うぅ……頭が痛い……」
――がばりっ――。
下から布団をのける音がした。
あれ? 起きた? でもお兄っていつもギリギリまで寝てるじゃないか……今日は早いなぁ。
ベッドの縁からのぞき見ると、ちょうどベッドから降りてカーテンの隙間から外を見ているところだった。
「今日も良い朝?」
そう言うとお兄がパジャマを引き上げた。ピンクのぱんつがちょっとだけ見える。
ってやばっ! これのぞきじゃないか!
あわててのぞき見を中断して首をひっこめた、さすがにのぞきはやっちゃいけないってのは俺だって理解してる。着がえ終わるまで待つことにした。
がさごそと生々しい着がえの音が響いて来る……なんて拷問だ……。
その内音が止んで着がえが終わったみたいだった。
「う~ん? こんなものでしょうか?」
なんだか困った声を出してうなってるようだ。顔を出してのぞき見を再開すると、お兄は小さな立て鏡を見ていた。
なにしてるんだろう?
「う~ん……こう、でしょうか? それともこう?」
お兄が鏡に笑いかけていた。
一体、なんであんなことを……。
「笑えていますよね? 私……自然に笑えていますよね?」
自問自答するようなしぐさだった。
もしかして……俺のせいなのか? 俺が昨日泣かせたせいでそんなことしてるのか……?
目元をごしごしぬぐったお兄はゆっくりと部屋を出て行った。
「やっぱり……俺のせいなのかな?」
なんだかすごくモヤモヤと胸の中でくすぶってる気分だ……。
□◇□◇□◇□◇□◇――…
いつもの時間に下に降りようとすると階段前でお姉と鉢合わせた。
ものすごい気だるそうな顔をして前傾姿勢で歩いてる。
お姉って学校でけっこうモテるらしいけど、この状態を見られたらドン引きだろうなぁ……。
「……おはよ~……智樹……あんたすごいクマだけどなにかあったの?」
そういう俺もかなり酷い顔をしているみたいだ。
「……いや……なんでもない……」
2人して前傾姿勢でダイニングに着くと、お兄がカワイイワンピースといつものエプロンをひるがえしながら朝メシの準備をしていた……。一体なにしてるんだこの人は……。
「みんなおはよ~……?」
「おはよう」
お姉に続いて朝のあいさつをする。ああ、寝不足で頭イタイ……。
「姉さま、智樹、おはようございます」
「珍しいわねー、明が起きてるなんて……」
とてとてと駆け寄ってきてお兄が心配そうにのぞき込んできた。
「智樹、すごいクマなのですが……大丈夫ですか?」
「だっ…!大丈夫……」
そんな顔でのぞき込まないでくれよ……正直良心のカシャクが……。
「そう……? 体調が悪いならあまりムリをしないでくださいね」
「あ、ああ……」
凄くさわやかにほほ笑む目の前の女の子。これがお兄だなんて……まだ信じられない……。
「お姉さまはご飯とお味噌汁だけで良いですよね?」
「あら……今日は明がご飯作ったんだ……お願い……」
「智樹はどうします?」
「ハムエッグ2枚。ってなんか今日はお兄変じゃね……?」
「どこがですか……ハムエッグ2枚ですね。少し待っていてください」
ふわりと笑ってとてとてとキッチンに入って行くお兄。まるでムリをして明るく振る舞って……ってそうか! さっきのあの鏡に向かって練習してたの……あれがそうなのか?
俺は自分の席に着いて先に朝食を食べてた父さんと母さんに話しかけた。
「父さん、母さん」
「なんだ?」
「なぁに? 智樹ちゃん」
「俺……部屋を移りたい……」
「どうして~?」
母さんは不思議そうな顔をしたけど、父さんはやっぱりという顔をしていた。
「俺……今のお兄と一緒の部屋で生活するのキツイ……」
「ああ~……それでそのクマか……」
姉さんも気付いたみたいだった。
「あんなカワイイ女の子の姿になったお兄と一緒の部屋なんて俺には耐えられそうにないよ! 部屋がえを要求します……」
それだけを言って食卓に突っ伏した。
「分かった。週末に部屋がえをしよう。それで良いか?」
「どうしてだよ~? 今日にでも入れかえたい……」
父さんの提案に文句を言ったらあきれられた。
「部屋を移すにも男手が足らんだろう? お前1人でどうやってタンスや机を運ぶんだ? ベッドなんかもあるだろう?」
「うえ~……そう言えばそうか……」
お兄……今女の子だったよ……。
「智樹? 食卓に突っ伏すなんてお行儀が悪いですよ?」
お兄が満面の笑みを浮かべてご飯とお味噌汁、そして作りたてのハムエッグを並べた。
「あ、ありがとう……」
ああ……今日から週末まで何日だ……?
今日が月曜だから……後5回も一緒の部屋に……持つのか? 俺の精神力ゲージ……。
― お・わ・り ―
結構自分で校正はしているのですが誤字脱字が多い性分です。
誤字とか脱字があったらご指摘いただけたら幸いです。
と言う訳で『うちの兄がカワイイ!』の回でした。
千夏さんの回がマジメな話しなのでコメディーを後ろに持ってこようという訳で後ろが智樹くんでした。
それにしてもみんな予想道理になってましたかね?
ここまでラブコメクサイ話を書いたのは実は初めてです。
期待通りになってたら幸いかなぁ?と。
少しでも明ちゃんの可愛さが伝わってくれれば幸いです(笑)
それにしても智樹くん……このまま真正のブラコンもといシスコンになってしまいそうですね……。
どうなるんでしょう?(汗)
その辺あまり考えてなかったりしました(爆)
という訳で幕外編がこれにて終了!
次は『幕間2 胡蝶の夢』を通して第3幕に入ります。
ますます広がるばっくわ~どまじっく』の世界を宜しくお願いします(ぺっこり




