心の消しゴム
真っ白なノートに一つ線を引く
切なくなって消してしまう
何度でも繰り返すうち汚れてく
白いノートはクチャクチャに
そのうちに私の心も歪んでく
ノートを消すたびどんどんと
消しゴムは名前の通り鉛筆の
文字を消してくれるけど
油性ペンで書いた文字はどうしても
消すことはできない
心の消しゴムも同じ
楽しい思い出は直ぐに消してしまうくせに
嫌な思い出は油性ペンのように消せない
一番消したくないのは
君と愛を囁きあったこと
一番消したいのは
君を傷つけた思い出
なのに消したくないものは心から消され
消したいものは心から消されない
心の消しゴムはなんて不便なのだろう
だけど私は心に線を引き続ける
その心が黒に染まるまで
君を残すため
前半と後半で意味が少し変わってしまいました(>_<)
そんな作品ですが温かい目で見ていただけたら嬉しいです!