秘密なんて美味しくない
昔からご飯は残さず食べなさいとキツく言われ続けてきた
だから私は普段の食事もきっちり残さず食べて健康な毎日を送っていた・
私の母親は誰かに見られないように一人秘密の部屋に行って毎回苦しそうな顔をして帰ってくる。
私の父親は誰かに見られないように母親とは別に秘密の部屋に行っては毎回笑顔で帰ってくる。
相対する表情を見え帰ってkる二人は私にとってこれが日常でこれが普通だった。
ある日私はいつものように学校から帰宅すると母親がまた秘密の部屋に入っていく後ろ姿が見えた。
その時の私は子供ならではの好奇心に駆られてしまってのか母親の後をつけた。非常用の食料を備蓄している地下室に入っていき、さらに奥に進むと見たこともない鉄製の扉が設置されていた。
その扉の中に入っていく母親の後を更に付けていき中に入る。
するとそこには拘束具で手足を拘束された私と同年代ぐらいの少女の姿があった。彼女は扉の開閉音を聞くや否や泣け叫び助けを求めた。しかし叫び声は部屋中の反響するだけでおそらくだが部屋の外。ましてや家の外になんて聞こえていないだろうと思った。
痛い。この少女はこれから何をされるのだろうか。
「彼女はこれから僕たちを食べるお肉になるんだよ?」後ろから聞こえた声に驚き振替うと、そこには父親の姿があった。見つからないような場所に隠れていたというのに何故見つかったんだ・
「って顔してるけど、君の場所は常にGPSで監視してるから隠れても無駄だよ?」
「あら、またその子ここに入り込んやったの?」
「そうなんだよ、だからママ。この子も調理お願いね?」
「しょうがないわね。この子は成功したと思ったのに」
私の記憶はここまで。
これから先のことは私自身知らない。
え?じゃあこれから先は誰に聞けば良いのかって?さぁ
また別の私が話してくれるんじゃない?食べられてなければだけど。