17歳 報酬はおパンツ?
「えっと、おパンツを脱いで渡したらいいのかな?」
私がそう言うと蜂屋くんが
「え?え?」
って挙動不審になっていました
あれ?
間違えました?
いえね蜂屋君が将棋部の活動で将棋ソフトを作ってくれたんですよ
今流行りのディープラーニングというやつです
・・・なんで普通の高校生が作れるのかと思いましたね
蜂屋君曰く
「頑張りました」
・・・がんばればできるというものではないとおもいます
結構凄いです
凄まじい勢いで私の棋譜を再現するんです
私が指したことがない局面でも私のように指すんです
そして勝ちます
・・・私が勝てないと思われる局面いうのに、です
もう感謝しかありません
これを身につければ将棋が強くなります
「ありがとう」とお礼を言いました
でも言葉だけだとダメだと思います
そこで同じ将棋部の亀山君に相談しました
蜂屋君のお友達ですから欲しいものを知っているかと思ったんです
バイトしていますからちょっと高価なものでも大丈夫です、たぶん
「う~ん、判らないな」
亀山君は役に立ちませんでした
ドヨーンとした私を見て慌てて言いました
「あ、そう言えばボクが貸した本を気に行って自分で買っていた!」
自分で本を買っていたらならダメじゃないですか
役に立っていませんよ
ジトーッとジト目で睨んだ私は悪くありません
「い、いや違うから!」
いい訳してきました
なんでも主人公を励ますためにヒロインがおパンツを渡す小説だそうです
制服を着た所からおパンツだけを脱いで、脱ぎたてを渡して応援する
それをニヤニヤして読んでいたそうです
ああなるほど
蜂屋君はおパンツが好き
そう言うことですね
納得しました
もちろん亀山君から本を借りて読みました
そしてできるだけ小説の状況を再現してみました
それが冒頭です
ところが蜂屋君は挙動不審でした
あれ?
涙を流して喜ぶ所では?




