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24歳 美羽千流包囲網

「この前はゴキごきげんなかびしゃだった」


「オレの時は居飛車で美濃囲い」


「3間飛車」


「向い飛車」


美羽との対戦相手がぼろ負けしたことから集まって研究会グチりあいをしていた





普通、得意な戦法がありソレを極めるものである


なにせ時間は有限なのだ


オールラウンダーなどと言って多くの戦法を検討すれば時間が足りなくて勝率が下がるから普通はやらない





ところが美羽は将棋の才能があった上、対戦相手が格下なのはいいことにありとあらゆる戦法を試していた





「・・・完全に舐めてね?」


誰かが言った





天才だから当然である


自分以外はみんな雑魚に見えることだろう


というか態度を見ていれば大体わかる


それくらい判り易かった





まあ判っていたことであるが誰も口に出さなかったのであえて口に出した、ということである


言ったたことで問題点を明らかにし、対策をする


ある意味正しい決断ともいえる




100年に一度とか神武以来の天才などは後回しにしていい案件ではないのだ


もっともだから誰が倒すかというとそれも問題である





「「「「う~~ん」」」」


皆が頭を捻っていたが解決案を出すことができなかった


そりゃそうである


将棋の神に愛された人間


普通の人間が束になっても敵う訳がないのである




ある意味、奨励会員の日常の一こまであった





・・・某地味少女が美羽を倒すまで研修会は続き、生涯の友ができるのは別の話

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