32歳 ライバル
「そういえば
『どんなAIを使っているのか?』
とか
『貸して欲しい』
とか言われましたね
自分は全然教えないのに
ライバルというのも大変ですね」
とのわたしの回答に言われた方はさぞ困っています
いえね、テレビのインタビューで
「ライバルの方からも祝福が届いています」
と言われたんですよ
はて、ライバル?
一体誰のことでしょう
そう思ったわたしは悪くないです
同じ女流棋士に仕事上の知り合いはいても友達はいませんからね
まあ棋士以外でも友達はいないんですけどね
夫だけが唯一の友達といって過言ではありません
・・・ホントに過言だから笑えませんね
でもお仕事ですからそこは空気を読んでいましたよ
今までは
正確には『今回のライバルが研修会時代から嫌がらせをしてきた人間でなければ』ですね
わたしの方が年下なのに研修会のクラスはわたしの方が上というのが気に食わなかったようです
仲間外れにしたりとか、『媚を売ってる』などといった嫌味を言われてきましたね
師匠が違うこともあって無視してきましたけどね
だって同じ学校の友達に相談したら
「(おまえは)絶対に悪くない」
って言われましたから
支えてくれる友人がいれば強くなれます
ですからイジメをされても無視してきました
でもそれを忘れてお友達発言されました
絶対に喧嘩を売ってきていますよね
だから高値で買いました
それが冒頭のセリフです
おかげで記者さんが目の前で絶賛困惑中です
・・・ごめんなさい?




