表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
27/89

16歳 香、彼氏(自称)にどんびきする

「がーっ、なぜにできん!」


蜂屋くんがパソコンに向かって嘆いています


「史上最強の将棋ソフトを作る」と言っていましたがどうやら大変みたいです


・・・欲しいと言った私が悪いのか、安請け合いした彼が悪いのか、どっちでしょうね





高校に入学してすぐに蜂屋君かれに告白されましたが驚きすぎて返事ができませんでした


根性無しの私でごめんなさい、ですね




一体私の何処が良いのか聞いてみたい気がします


でも怖くて聞けません





そんな訳で返事をせずに有耶無耶にしていたら


いつのまにか挨拶するクラスメイトになっていました


いつのまにか友達になっていました


いつのまにか将棋部ができていました





・・・なぜこうなったんでしょう?、思わず思いました


これが世の中で言う『陽キャラ』の実力なんでしょうか?


『陰キャラ』の私には全く判りませんね





私に普通に「おはよう」と挨拶してきます


普通にお昼を一緒に食べています


普通に部活に行って将棋をしています


・・・告白はどこにいったんでしょう?と言いたいです




まあわたしの前ではニコニコしています


・・・たまに胸やお尻をチラ見しますけどね





女子は結構視線に敏感なんでしてよ?


どこかの暗殺者のように視線を感じることができますからお気をつけあそばせ


・・・なぜ私の小さい胸や無駄に大きいお尻で欲情できるのか3時間くらい問い詰めたい気持ちで一杯だったりします





といったように微妙な関係の私と彼氏が現状ですがある日ちょっとだけ状況が変わりました


放課後、将棋部に居た時に


「将棋が強くなりたい・・・」


思わずボソッと言ったら


「ま~かせてっつ!」


そう言って右中指を立てた彼がいました


・・・何考えているのかわたしには判りませんね






左の手を曲げた右腕の肘の部分に添えている謎のポーズをした蜂屋くんに亀山くん達が


「おおっ、伝説のポーズ!」


と騒いでいました


・・・こちらも何を考えているのか判りません









話を戻しますね




わたしのために蜂屋くんが将棋ソフトを作ることになりました


・・・まったく展開が判らない私は普通だと言いたいです





これが『陰キャラ』の特殊効果(亀山くん命名)というやつでしょうか?


だれか解説をしてくださいと言いたいです





なおそう言うと同じ将棋部の亀山くんが


「そういう時は『攻略本が欲しいくらいじゃわい』と言うと良いと思うよ」


と教えてくれました




なお同じ将棋部の久野くんは


「(知っている振りして黙って)笑えばいいと思うよ」


でした





・・・生きずらい世の中だと思う私は間違っているのでしょうか?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ