【揺花草子。】[#3348] 衝撃のデビュー。
Bさん「この話数が公開される頃には F1 2021 年シーズン初戦の
バーレーン GP が開催中。」
Aさん「おぉ、うん、そうだね。
予選が終わっていよいよ決勝って感じだね。」
Cさん「私たちのリアルな時間軸では
プレシーズンテストが終わって間もない頃よね。」
Aさん「そうですね。」
Bさん「角田選手がすごかったねえ!」
Aさん「すごかったねえ!
もちろんまだテストだしタイヤもいちばんやわらかい C5 だしって言う
いろいろ理由はあるだろうけれども、
それでもルーキードライバーが、しかも中団チームと目される
アルファタウリのマシンで2番時計って言うのは
どんな条件だったとしても驚くべき事だと思うよ。」
Cさん「ホントその通りね。
その一方で、レーシングポイントからチーム名の変わった
アストンマーティンは下馬評は高かった割に3日間通じて
全く良いテストができていなかったり、
メルセデスもそこそこのタイムは出していたけれども
やけに不安定な走りに終始していたわね。
もちろんこれがそのままシーズンの結果に繋がるとは
ちょっと思えないけれどもね。」
Aさん「それも、確かにそうです。」
Bさん「各 GP の振り返りは今期も都度都度していこうと思うけれども、
今日お話ししたいのはいわゆる『予選レース』、あるいは
『土曜スプリントレース』などと言われるシステムについて。」
Aさん「んん。いろいろ議論になっているよねえ・・・。」
Cさん「今までは金曜日午前に FP1、午後に FP2、
土曜日午前に FP3 と来て、土曜午後に公式予選。
そして日曜午後に決勝と言うのが標準的なウィークエンドだった。
これを、ざっくり言えば土曜日に予選でなく
100Km 程度のスプリントレースをやって、
その結果を以て日曜日の決勝のグリッド順を決めようと考えている、
って事ね。」
Aさん「ですねえ。
となると土曜のスプリントレースのグリッド順は
どうやって決めるのよって感じになりますけどね。」
Bさん「そこはどうも金曜日か土曜日の午前かに
スプリントレースのグリッド順を決める予選をやるとか言う話だよ。」
Aさん「それじゃ結局同じなのでは・・・。」
Cさん「そうなのよね。
予選のための予選をやるなら1手間増えるだけではって見えちゃうし、
スプリントレースでマシンを壊して決勝に出られないとか
グリッド最後方になるとかを避けるために
アグレッシブな走りを避けてしまうんじゃないかとか
いろいろ懸念点があるわ。」
Aさん「ですよねえ。」
Bさん「スプリントレースで優勝した人は記録上どうなるのかって議論もある。
それは GP 優勝回数として数えられるのか、
それとも PP 獲得回数に計上されるのか、と。」
Aさん「あぁー・・・そう言う公式記録が絡んで来ると
話はすごく複雑になりますね・・・。」
Cさん「それにタイヤやマシンセッティングに関してもそうよね。
今は予選で1周を最速で走る事を前提に
マシンセッティングを組むしタイヤも選ぶけれども、
スプリントレースとなれば数10周の周回があるわけで、
ソフトタイヤで最後まで走り切れるかとか
燃料やエネルギーストアの使い方にも影響が出て来そうだわ。
あと単純に年間使用数が厳しく制限されているパワーユニットの
寿命に対するインパクトと言う点でも不安が出るわね。」
Aさん「ムムム・・・。課題山盛りですね。」
Bさん「今期のうち3つくらいの GP で実験的にスプリントレースを
導入しようと言う話になっている。
もしかしたらこの記事公開の頃には決定してるかも知れないし、
取り下げになってるかも知れないけどね。
まあ言っても F1 だって興行だし、グランプリを面白くするために
いろいろやってみるのは悪くないかもね、とも思うよ。」
Aさん「いろいろ・・・ねぇ・・・。」
Bさん「他にも例えば
Brigitte BIRKIN 選手を
乗せてみるとかね。」
Aさん「先にライセンスを取れ!!!!!」
スポット参戦かな?




