表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【揺花草子。】(日刊版:2021年)  作者: 篠木雪平
2021年03月
83/364

【揺花草子。】[#3345] がんばって!

Bさん「今年の大河『青天を衝け』ね。」

Aさん「うん。」

Cさん「阿部さんちゃんと見てるかしら?」

Aさん「ええ、まあ。」

Bさん「こんばんは。徳川家康です。」

Aさん「いや違うよね? きみはブリジット・バーキンだよね?」

Cさん「初回 OA のドアタマからの登場にはなかなかに驚かされたわよね。」

Aさん「そうですね。結構な度肝の抜かれっぷりでしたね。」

Bさん「#02 以降も毎回ナビゲーター的ポジションでアバンないしは

    OP 明けに登場したりするよね。」

Aさん「うんうん。」

Cさん「家康はともかく、本作『青天を衝け』の主人公は渋沢栄一ね。」

Aさん「そうですね。

    実業家と言うか経済を引っ張った人って言う側面が強いですけれども、

    少年から青年時代の生い立ちは全然知らなかったのでいろいろ新鮮です。」

Bさん「そうだね。

    実家は藍と養蚕農家だったんだね。」

Aさん「うんうん。知らなかったね。」

Cさん「藍の出来不出来で村の行く末が左右されたりしたわけよね。

    藍ゆえに人は苦しまねばならぬのよね。」

Aさん「そのアイは違いますね。」

Bさん「そしてそんな渋沢少年が生まれ育った地。

    現在の埼玉県深谷市になります。」

Aさん「うんうん。」

Cさん「そして村の名前は『血洗島』。」

Aさん「そうですねえ。なんだか随分と物騒な名前ですよね。」

Bさん「『血洗島』と言う地名の由来はでもあんまりハッキリしないらしいよ。

    一説によると、昔の合戦で片手を切り落とされた武士が

    その切り落とされた手を洗ったところからそう付けられたとか。」

Aさん「いや・・・それホントなのかな・・・?」

Cさん「片手を落とされたって事はもう片方の手で洗ったって事になるものね。

    そんなにうまく行くとは思えないわ。」

Aさん「そう言う観点から疑義を呈します!?」

Bさん「あとは、まあこの土地は昔から合戦が絶えないところで、

    『土地が荒れる』で『地荒い』→『血洗』って

    遷移したんじゃないかって説も。」

Aさん「うーん。」

Cさん「ちなみに普通に平らな土地にあるのに『島』って呼ばれているのは、

    利根川の氾濫流域として知られる四瀬八島の

    ひとつであるからと言う事みたい。」

Aさん「なるほど。」

Bさん「ま、なんにせよ血洗島の語源ははっきりしない。」

Aさん「うん。」


Bさん「ぼくは『cheer up』の

    転訛なんじゃないかと

    想像しているけどね。」

Aさん「まさかの!!!!!」


 元気づけられる。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ