【揺花草子。】[#3340] 外面だけ整える。
Bさん「今日は3月20日なので
最小限のものだけで生活を営む
ミニマリストについて話そうと思うよ。」
Aさん「あぁ・・・320で『ミニマル』・・・。」
Cさん「ミニマリストなんて阿部さんのライフスタイルとは縁遠そうね。」
Aさん「うーん。そうですかね。」
Bさん「だって阿部さんの家には
エロい DVD とか本とかフィギュアがたくさんあるじゃない?」
Aさん「ありませんけど!!?
なにその決めつけ!!?」
Bさん「あのね、さっきも言ったけれどもミニマリストの生活様式と言えば
「持たない暮らし」なわけですよ。
不要な物を買わない。
めったに使わないようなものは買うのではなくレンタルなどを利用する。
道具類とかも工夫で代用可能なものであれば1つにまとめる、など。」
Aさん「ふーむ・・・。」
Cさん「生活改善的な文脈ではキッチンまわりのミニマリズムを進めましょうとか
リビングや書斎などをすっきりさせましょうみたいな話題が多いけど、
こと私たちのライフスタイルで言えば
コンテンツのミニマル化が肝になるのじゃないかしら。」
Aさん「あぁ・・・それは・・・」
Bさん「ぼくらのようなタイプの人間は放っておくと
無制限・無軌道に本とか円盤とかゲームとかが増えていきがち。
それに対応するアプローチはいくつか考えられるよね。
物理的な本を購入するのではなく電子書籍に置き換える、
ゲームも物理媒体ではなくデジタル版のダウンロードを利用する、
円盤も・・・サブスクリプションサービスで賄えばいいけど、
映像特典とか初回封入特典は欲しいんだよね・・・。」
Aさん「そう言う思考はミニマリストの対極に位置するんじゃないのかな・・・。」
Cさん「そう言う観点で言えば、コレクションルームとか
レンタル倉庫サービスなんて言うのにニーズが集まるのも
分かる気がするわ。」
Aさん「なるほど。この区画だけはミニマリズムの対象外、みたいな。」
Bさん「そうだね。
一見するとシンプルで物の少ない空間を演出しているけれども、
隣の部屋にはエロいフィギュアがてんこ盛り、みたいな。」
Aさん「だからその何としてもエロいフィギュアを
持ってる事にしたいのは何なの?」
Bさん「そしてついにはその部屋で寝食を営むような。」
Aさん「それはもうミニマリストではないのでは?」
ファッションミニマリスト。




