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【揺花草子。】(日刊版:2021年)  作者: 篠木雪平
2021年01月
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【揺花草子。】[#3267] バラ科の多年草。

Bさん「1年で最も七草セットのお値段が高騰する時期となります。」

Aさん「イやな言い方するんじゃないよ。

    需要に対する適切な値付けだよ。」

Cさん「5万円の商品を50万で売ろうとする事が適切と言えるかしら?」

Aさん「それは違うやつですよね!!?

    転売的なアレですよね!!?」

Bさん「まあそれはともかく七草粥。

    これまでぼくらは何度もお話ししているけれども、

    七草粥の本来のありようは1月6日の夜に仕込んで

    1月7日の朝にお粥を炊いて食べる。と言うものです。」

Aさん「うん、そうだね。今までも何度か話題に上がってるね。」

Cさん「だから阿部さんみたいに日付感覚がずれまくりの社会不適合者は

    1月7日の夜とかに七草粥を食べちゃったりしがちよね。」

Aさん「社会不適合者とか酷過ぎですね。」

Bさん「で、阿部さん改めて七草のラインナップを教えてください。」

Aさん「えー・・・。

    せり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、

    すずな、すずしろ、これぞ七草、だよね。」

Cさん「そうだったかしら?

    乃莉なずな・・・」

Aさん「だからひだまり荘の面々の話じゃないですから。」

Bさん「けどさ、セリ、スズナつまりカブ、スズシロすなわち大根なんかは

    普段から食用にされるしスーパーとかでも売ってるけれども、

    ナズナとかゴギョウとかハコベラとかホトケノザなんてものは

    この七草の時期にしか出回らないし、普段から食べたりしないですよね。」

Aさん「えっ。

    うーん・・・まあ、言われてみるとそう・・・なのかな。」

Cさん「そう考えるとナズナやゴギョウの生産農家の皆さんは

    この時期が年唯一の稼ぎ時と言う事になるわ。」

Aさん「ナズナやゴギョウ専業の生産農家なんてたぶんいないでしょ。

    よく知らないですけど。」

Bさん「だからぼく的には七草ももう少し普段から手に入りやすいお野菜を

    エントリーリストに加えればいいんじゃないかと思うんだ。」

Aさん「エントリーリストと言う言い方。

    そして、え、なに、七草のラインナップを変えると言う事?」

Cさん「おせち料理だって時代時代に合わせて品目が少しずつ

    変わったりして来てるんだもの。

    だったら七草がそうできない理由なんてないわ。」

Aさん「うーん・・・まあ・・・言いたい事は分かりますが・・・。」

Bさん「と言う事で、新しい七草ラインナップを考えたいの。」

Aさん「は・はぁ。」


Bさん「その筆頭はやっぱり

    イチゴに務めてもらいたい。」

Aさん「確かにイチゴは野菜だけれども!!!!!」


 いわゆる果実的野菜。

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