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【揺花草子。】(日刊版:2021年)  作者: 篠木雪平
2021年02月
56/364

【揺花草子。】[#3317] しみじみと言う。

Bさん「阿部さんてさすけないよね。」

Aさん「さすけない・・・。」

Cさん「もしかして意味分からない?」

Aさん「いえ、そんな事は・・・。

    あのさすけないですよね?」

Cさん「そうね。」

Aさん「会津方言の。」

Cさん「ええ。」

Aさん「八重さんが良く言っていた。」

Cさん「可愛かったわよね。」

Aさん「それは同意ですけど!!

    いや、でも、少なくとも我々の方言の語彙にはありませんし、

    突然そんな事言われてびっくりはしてますけど。」

Bさん「そう?」

Aさん「だって『さすけない』って

    『大丈夫』とか『気にする事ない』って意味ですよね。

    ぼくが『大丈夫』とか『気にする事ない』って言われても

    ちょっと意味が分からないと言うか・・・。」

Bさん「あ、そうかそうか。阿部さんはそう言う解釈しちゃったか。」

Aさん「え、つまりそういう意味で言ったわけじゃないって事?」

Bさん「うん。

    ぼくが言った『阿部さんさすけない』って言うのは。」

Aさん「うん・・・?」


Bさん「『阿部さんさすがにそれは警察沙汰と言わざるを得ない』

    って言う意味なんだけど。」

Aさん「どう言う意味!!???」


 方言女子じゃなかった。

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