【揺花草子。】[#3298] 改造。
Bさん「MagSafe。」
Aさん「マグセーフ?」
Cさん「ご存じアップルが採用する規格で、
漫画・アニメ・ゲームと言ったコンテンツの安全な流通の仕組みよ。」
Aさん「その MAG ではありませんよね?
確かにそう言う規格ありそうではありますけども?」
Bさん「ま、阿部さんも知ってるかも知れないけれども、
ご存じ iPhone さんの 2020 年モデルは背面に強力な磁石が仕込んであって、
ワイヤレス充電パッドをピタッとくっつける事ができるようになってる。
この仕様の事を MagSafe と呼んでいるわけだ。」
Aさん「うんうん。」
Cさん「さらに遡ればこの MagSafe と言うのは
USB-C 以前の MacBook などでも採用されていた
電源接続部の規格でもあったわ。
従来のケーブルと違って差し込むタイプでなく
磁石でピタッとくっつけるタイプだから
不注意で足を引っかけてもケーブルが外れるだけで
PC がデスクから落下するなんて言う事故が予防できます、ってやつね。」
Aさん「ふむふむ。」
Bさん「で、最近の MacBook は前述通り USB-C 方式に一本化され、
ケーブルを差し込むスタイルに戻ってしまった。
MagSafe の名前は使われていない状態だったんだけれども、
iPhone の充電機構の名称として装いも新たに登場と言うわけだ。」
Aさん「キャッチーな名前だしね。
アップル的にもこのまま捨てるには惜しいネーミングだったのかね。」
Cさん「私たちもワイヤレス充電ってどうなのって初めは思ってたけど、
パッドにポンと乗せるだけでいいって言うのは思いのほか利便性が高いわ。
両手を使わなければ充電ケーブルも差せなかった従来の方式と較べると
随分手軽になったとは思うわ。」
Aさん「なるほど、そうなんですね。」
Bさん「それもこれも、iPhone 本体と充電パッドそのものに仕込まれている
非常に強力な磁石のなせる業なわけですよ。」
Aさん「まあ、それが『Mag』の由来でもあるわけだしねえ。」
Bさん「ところで、アップル大好き人間であるところのぼくらは、
身の回りの多くのガジェットがアップル製です。」
Aさん「多くのガジェット?」
Cさん「例えばイヤフォンとかね。」
Aさん「あぁ、なるほど。 AirPods 的な。」
Bさん「そうそう。
確か2019年の秋だったかな?に発売になった完全ワイヤレスイヤフォン、
AirPods Pro を愛用してるんですよ。」
Aさん「あの白いやつだよね。
確かあれもワイヤレス充電に対応してるとかでしたっけ?」
Cさん「そうね。普段は有線で充電してるけども。」
Bさん「これね、ノイズキャンセリング機能がムチャクチャすごいんだけど、
よくあるカナル型のイヤフォンほど耳にガッツリ押し込むタイプじゃないから、
ふとした拍子に多少ズレたりしがちなの。」
Aさん「あ、そうなんだ?」
Cさん「例えばイヤフォンしながらマフラーをまいたり帽子をかぶったり
耳をいじったりって言うちょっとした動作でズレがちね。」
Aさん「あぁー・・・なるほど。
耳の奥まで押し込むタイプならその程度ではズレにくいですもんね。」
Bさん「当然、きちんと密閉されていなければノイズキャンセリングも
その性能を十分には発揮できないわけ。
それどころか、もしかしたらそのズレている隙間から
聴いている音楽が音漏れしているかも知れないわけだよ。
電車やバスの中でイヤフォンの音漏れとかって超うっとうしいじゃない。」
Aさん「まあ・・・。
確かにそう言う不安を感じる事はあるよねえ。」
Cさん「阿部さんが地下鉄内でいつも観ているエロ動画の音声とか漏れたら
かなりのレベルで公序良俗に反するわよね。」
Aさん「地下鉄の中でエロ動画とか観ませんけども!!!
そんな蛮勇はとても持ち合わせてませんけども!!!」
Bさん「ま、とにかく、AirPods Pro のチョイズレ問題ですよ。」
Aさん「はぁ。」
Bさん「AirPods Pro も磁力で
頭蓋骨にピタッとくっつくようになれば
良いのになって思うよ。」
Aさん「猟奇的だね!!???」
鼓膜に強力な磁力を持たせればいいかな?




