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【揺花草子。】(日刊版:2021年)  作者: 篠木雪平
2021年12月
334/364

【揺花草子。】[#3596] プライドなどない。

Bさん「と言うわけで今日から1年最後の12月ですよ。」

Aさん「おぉ。そうか。」

Cさん「シワシビティが高まって来ているわね。」

Aさん「だからそんな12月特有の忙しさをシワシビティなんて言う

    素っ頓狂な言葉で表現しないでください?」

Bさん「今日から12月、つまり昨日までは11月だった。

    実はこの11月の1カ月間、ぼくらは大いなる挑戦をしていたよ。」

Aさん「大いなる挑戦?」

Cさん「おぱんつを穿かずに収録に臨んで

    阿部さんに気付かれないかチャレンジよ。」

Aさん「なんでそんな自暴自棄なチャレンジを!!!////」

Bさん「そんなのやってないよう!!////

    そう言うんではなくて、もっと【揺花草子。】に関連するやつ。」

Aさん「【揺花草子。】に関連する?」

Cさん「阿部さんは毎回漫然と収録に臨んで

    金髪美少女と金髪美女の発言に適当にはいはい相槌打ってるだけの

    気楽なお仕事だから気付いてないかも知れないけどね。」

Aさん「嫌な言い方しないでくれます?」

Bさん「あのね、例年11月と言えば『良い○○』について話すケースが

    非常にたくさんあったわけ。」

Aさん「ん、そう言えばそうだね。

    あれ、言われてみれば今年は・・・。」

Cさん「そうよ。今年は意識的に『良い○○』についての話を

    しないルールにしていたの。」

Aさん「あれ、そうだったんですね。」

Bさん「やっぱり気付いてなかったんだね・・・。

    まあ言わずもがなかも知れないけれども、

    『良い○○』に代表されるような日付ネタって言うのは

    なんと言うかネタに困ったときにも何とかひり出せる

    奥の手と言うか禁じ手みたいなところがあってね。」

Aさん「まあ・・・ダジャレでお茶を濁すのは

    確かに安易な手法ではあるけど・・・。」

Cさん「【揺花草子。】もコンテンツ開始から10年の節目を越え、

    フリートーク界の重鎮のポジションを確固なものとしつつある昨今、

    そのような安易な逃げの一手で話数を稼ぐような時期は

    既に過ぎ去ったと言う事よ。」

Aさん「ぼくらいつの間にフリートーク界の重鎮になってたんです?

    全くそんな実感はないんですが?」

Bさん「【揺花草子。】業界に限っての話だからね。」

Aさん「【揺花草子。】業界に限るって言うのがまかり通るなら

    最初から唯一無二の存在だろぼくらは。」

Bさん「ま、ともかく、今年の11月は日付ネタを避けたと言う話です。

    これはある意味金字塔的なピリオドと言える。

    お祝いしたいと思うよ。」

Aさん「えぇー・・・そこまでか・・・?」

Cさん「阿部さんにも一肌脱いでもらいたいと思うわ。」

Aさん「えっ何どう言う事です?」


Bさん「いつ(12)もおい(01)しいものを

    現場に差し入れて来る阿部さんだもんね。」

Aさん「舌の根も乾かぬうちに

    日付ネタブチ込んできた!!!!!」


 それにいつも美味しいものを差しいれてくれたりは特にしていない。

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