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【揺花草子。】(日刊版:2021年)  作者: 篠木雪平
2021年11月
330/364

【揺花草子。】[#3592] 変わらぬものもある。

Bさん「40周年を超えてもなお絶大な人気を誇り続ける

    『機動戦士ガンダム』シリーズですが。」

Aさん「おぉ。うん。」

Cさん「阿部さんは宇宙世紀ものはあらかた押さえてるって感じかしら?」

Aさん「あ、だいたいそんな感じですね。

    言っても1回 OVA で観ただけでよく覚えてないものとかも

    結構あったりしますけど・・・。」

Bさん「ガンダムシリーズは宇宙世紀を舞台にしたもの以外にも

    多くの作品があるけども、やっぱり宇宙世紀ものが

    花形って感じはするよね。」

Aさん「うーん、それは世代によって違うかもだよね。

    SEED 世代とか 00 世代とかあるだろうし、

    あんまり聞かない表現かもだけどオルフェンズ世代とかも

    あるんじゃないかな。」

Cさん「確かにね。40年以上も続いてて派生作品もすごいいっぱいあるから

    年代によってその人にとってのメインストリームが違うってのは

    あり得る話だわ。

    FF の初期衝動が II か VII かみたいなものよね。」

Aさん「それは例えとして合ってるんですかねえ。」

Bさん「いわゆるファーストガンダムはもともと

    正義の地球連邦軍 VS 悪のジオン公国軍ぐらいの

    分かりやすい対立構造だったわけじゃない。

    ジオン公国軍は各種電子戦闘を無効化する

    ミノフスキー粒子を戦争に導入した事によって

    モビルスーツ同士の格闘戦と言う泥臭い戦術を双方に強いる事になる。」

Aさん「だね。」

Cさん「大艦巨砲主義に陥っていた連邦軍を嘲笑うかのように

    モビルスーツは圧倒的な戦果を挙げたわ。

    連邦側もこれではいけないと急いでモビルスーツの研究を推し進め、

    V作戦と言う反抗作戦を秘密裡に進めていたわけね。」

Aさん「ええ、そうでしたね。」

Bさん「けど、そのV作戦により建造された RX-78 が

    連邦軍初のモビルスーツかと言うと、実はそんな事は無くて、

    それ以前にガンタンクであったりガンキャノンであったり、

    あとは普及版と言えるジムの開発を進めていたわけだよね。」

Aさん「そうだったね。」

Cさん「この辺の連邦側のモビルスーツへの取組み方は

    ファーストガンダムで描かれた頃と

    後の作品で振り返られたものとでは

    少し設定にブレがあるわよね。」

Aさん「設定のブレと言うのは・・・つまりファーストの頃はもう

    モビルスーツなんて秘密兵器中の秘密兵器って扱いだったけど、

    後の作品だと結構戦争早い段階から前線に配備されたりしてた事に

    なってるとかそう言う話ですかね?」

Bさん「まさにその通り。

    アムロがガンダムに初めてガンダムに搭乗したのは

    一年戦争も後半の9月の出来事だったけれども、

    その頃にはもう東南アジアでは陸戦ガンダムが

    ザク相手にドンパチやってたし、

    何ならグフとやり合ってたりもしてたわけ。」

Aさん「まあ・・・。」

Cさん「シリーズが進んでいくと先行作品とはちょっと

    辻褄が合わない部分も出がちだと言う事よ。

    長期連載している漫画とかでも良くある事だけどね。」

Aさん「それは、そうですね。」

Bさん「そう考えると、もう10年以上続いているぼくら【揺花草子。】も

    連載開始当時の設定と変わって来てる部分もあるんじゃないかなと。」

Aさん「いや設定とか言わないで?

    と言うかそんなとこあるかな?」


Bさん「実はぼくは隠れ巨乳とかね。」

Aさん「そんな設定は存在しない。」


 10年間変わらず平坦です。

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