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【揺花草子。】(日刊版:2021年)  作者: 篠木雪平
2021年11月
319/364

【揺花草子。】[#3581] 組合せ。

Bさん「今日も F1 の話題でごめんなさいね。」

Aさん「いや・・・別に謝らなくても良いけど・・・。」

Cさん「別に阿部さんに対して謝っているわけじゃないわ。

    対象は【揺花草子。】の読者の皆さんに対してよ。

    平均的読者層に刺さるかどうか分からない話題だからって意味よ。」

Aさん「平均的読者層とは・・・?」

Bさん「ま、とにかく F1。

    2021年シーズンも大詰めだし、この話数が公開される頃には

    ブラジル GP も終わってる頃合いだけど、

    ぼくらの時間軸的にはまだメキシコ GP の直前ぐらい。」

Aさん「んん。そうだね。」

Cさん「ここは下馬評ではレッドブル有利と言われているから

    その通りに行けばチャンピオンシップも一気に

    フェルスタッペン有利に傾くと思うけど、

    正直蓋を開けてみるまでって感じはあるわね。」

Aさん「まあ確かに。

    サーキットごとの得手不得手ってあんまり当てにならないですよね。」

Bさん「まあ今シーズンの趨勢についての話はとりあえず置いといて、

    今日はカーナンバーの話をしたいの。」

Aさん「カーナンバー。」

Cさん「何年か前にも話したと思うけど、現在の F1 では

    固定カーナンバー制と言ってドライバーによって

    ナンバーが決まる仕組みだわ。」

Aさん「ですね。

    チャンピオンのためのナンバーである 1 を除いて

    2~99 のいずれかのナンバーを参戦時に選択するんですよね。」

Bさん「ジュール・ビアンキが背負っていた 17 は永久欠番だけどね。」

Aさん「あぁ、そうだった。」

Bさん「で、実はゾロ目のカーナンバーを背負う人が意外と多いです。

    11 はレッドブルのペレス、22 はアルファタウリの角田選手、

    33 はフェルスタッペン、44 はハミルトン。

    55 はサインツで、66 は空き番号で、77 はボッタス。

    88 はレギュラードライバーではないけどクビサが保持していて、

    99 はジョヴィナッツィだね。」

Aさん「ふむふむ。66以外はゾロ目は全部使われているわけだ。」

Cさん「ちなみに私は角田選手が22を選んだのは

    私は『22歳までにトップドライバーになる』と言う決意が

    秘められているのではないかと勘ぐっているわ。」

Aさん「お・おぉ・・・。果たしてどうなんですかね・・・。」

Bさん「22番は以前はジェンソン・バトンが付けていたナンバーだよね。

    現行のレギュレーションだとドライバーが2年間出走しなければ

    そのナンバーを別なドライバーが付けられる仕組み。

    2017年を最後に引退したバトンのナンバーを角田選手が引き継げたのは

    そう言う事だね。」

Aさん「ふむふむ。」

Cさん「同じように2014年シーズンを最後に出走のなかった

    小林可夢偉選手が使っていた10番も

    2017年からガスリーが使っているわね。」

Aさん「なるほどなるほど。」

Bさん「ま、ともかく、ゾロ目の中で唯一使われていない66番。

    キリスト教社会においては 666 が『獣の数字』として

    忌み嫌われているわけで、それを連想させるからと言う意味が

    多少あるんじゃないかなあと言う気がしている。」

Aさん「ふむ・・・なるほどね。」


Bさん「ぼくが F1 にステップアップする折には

    66 を背負ってカーナンバー 6 のラティフィと

    コンビを組みたい。」

Aさん「きみはカーナンバー15じゃなかったの?」


 ダービー弟。

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