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【揺花草子。】(日刊版:2021年)  作者: 篠木雪平
2021年11月
318/364

【揺花草子。】[#3580] ぴーぷー。

Bさん「かきねのかきねの曲がり角ぉ〜♪」

Aさん「あれまた歌モノシリーズ?」

Cさん「味を占めたのよ。」

Aさん「言い方よ。」

Bさん「ちなみにこの曲は

    『お肌のお肌の曲がり角〜』なんて言う

    ある程度の年齢層の女性には看過出来ない替え歌が

    あったりするよね。」

Aさん「いや・・・ある程度の年齢層とかやめてくれない・・・?」

Cさん「誰の事を言っているのかしら?」

Aさん「誰の事も言ってません!!

    イヤなプレッシャーかけて来ないで下さい!!」

Bさん「もう一度アタマから行くね。

    かきねのかきねの曲がり角ぉ〜♪」

Aさん「んん。」

Bさん「焚き火だ焚き火だ落ち葉焚き〜♪」

Aさん「はぁ。」

Bさん「これおかしくない?」

Aさん「どうした唐突だな!!?」

Cさん「良く考えてみて。

    この歌は、垣根の曲がり角を曲がったところで

    焚き火をやっていたからあたって行こうかどうしようか、

    タダならあたって行こうか、北風冷たいしね、って歌じゃない。」

Aさん「いやタダなら良いかみたいな歌ではないと思いますが!!?」

Bさん「垣根って言うのは一般的には

    道路と住宅などの敷地などを仕切るための壁ですよね。」

Aさん「ん、うん。」

Cさん「垣根の曲がり角と言う事は、恐らくこの歌で歌われているのは

    丁字路、交差点、あるいはクランク状の道路ではないかしら。

    少なくとも鈴鹿の 130R みたいな充分なダウンフォースがあれば

    全開で回れるような緩いターンではないと考えられるわ。」

Aさん「なぜ鈴鹿の 130R ?」

Bさん「つまりモナコのポルティエとかアゼルバイジャンのターン8みたいな

    曲がった先が見えないブラインドコーナーと言うわけだよ。」

Aさん「市街地サーキット特有のやつだね?」

Cさん「シンガポールのターン11・ターン12かも知れないわ。」

Aさん「あそこもシーズン屈指の難コーナーですけども!!!」

Bさん「そんな垣根を曲がった先で焚き火をやっていると言う事だよ。

    曲がってこれからアクセルを踏み込むぞって言うまさにその位置、

    つまりレコードライン上、コース上で

    堂々と焚き火をやってるって言う歌じゃない。」

Aさん「そう言う歌か?

    曲がった先のエスケープゾーンとかかも知れないだろ?」


Bさん「これはダブルイエローフラッグ不可避だよね。」

Aさん「いや普通にレッドフラッグ案件だろ。」


 路上で焚き火をやってはいけません。

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