【揺花草子。】[#3570] 仄暗い。
Bさん「しーずかーな湖畔のっ♪」
Aさん「・・・えっ・・・なに・・・?」
Bさん「何よぉー! 歌ってよぉー!
輪唱だよぉー!」
Aさん「えっいやそうだったの?
ブリーフィングなしでいきなり始まったもんだから・・・。」
Cさん「可愛いでしょ?」
Aさん「可愛いですけども!!
だとしてもなんで急に輪唱かって話で!!」
Bさん「『ムジカ・ピッコリーノ』の次期出演者の座を狙ってるからね。」
Aさん「マジでか!! そんな野心が!!!」
Cさん「ブリジットはピアノも弾けるしね。
可能性はあると思うわ。」
Aさん「ありますかねえ!?」
Bさん「あと『ハイウェイ・スター』のオルガンソロも弾けるよ。」
Aさん「それはそれですごいけど!!!」
Bさん「ま、ともかく輪唱ですよ。
もう一回行くよ?」
Aさん「あぁ・・・やるんだね・・・。」
Cさん「ちなみに今回取り上げている『静かな湖畔』は
作詞者作曲者ともに不明でパブリックドメインだから安心だわ。」
Aさん「どこ向けの配慮!?」
Bさん「じゃあ行くね!
しーずかーな湖畔の♪」
Aさん「し・・・しーずかーな湖畔の・・・」
Cさん「しーずかーな湖畔の♪」
Aさん「(カトリーヌさんも歌うのか)」
Bさん「もーりのーかげーから♪」
Aさん「もーりのーかげーから。」
Cさん「もーりのーかげーから♪」
Bさん「もーおきーちゃ如何とカッコウが鳴くぅー♪」
Aさん「もーおきーちゃ如何とカッコウが鳴くぅー。」
Cさん「阿部さんもっとテンション上げて。」
Aさん「いや歌ってください。」
Bさん「カッコー♪ カッコー♪ カッコーカッコーカッコー♪」
Aさん「カッコーカッコーカコカコカコー。」
Cさん「かこちゃん可愛いわよね。
ななかチームの他のメンバーはみんな水属性なのに
かこちゃんだけが木属性で実は裏のリーダーなんじゃないかと
妄想が捗るわ。」
Aさん「ろくでもない考察出して来た!!!」
Bさん「そのカッコウの声に誘われて湖畔に出た少女。」
Aさん「えっ・・・な・なに急に?」
Bさん「不思議に思い湖岸から身を乗り出し湖面を覗き込む。
そこには得体の知れぬ姿が映し出されていた。」
Aさん「えっ・・・えっ・・・?」
Bさん「その後少女の姿を見たものはいない。」
Aさん「輪唱から急に怪談に!!!!!」
おいちゃんと歌えよ。




