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【揺花草子。】(日刊版:2021年)  作者: 篠木雪平
2021年10月
302/364

【揺花草子。】[#3564] パーキングメーター。

Bさん「少し前の話だけど、『機動戦士ガンダムNT』が OA されてたんです。」

Aさん「あぁ。されたね。」

Cさん「時系列的には『UC』の1年後ぐらいよね。」

Aさん「でしたね。」

Bさん「ユニコーンガンダム3号機『フェネクス』にまつわる物語でした。」

Aさん「うんうん。」

Cさん「『UC』はラストバトルでパイロット即ちバナージの精神に感応して

    ユニコーンガンダムに隠された超科学的な力が発動、

    バナージも人の形を留めない高次体に昇華してしまった。

    しかし、人としての有り様を求めたミネバ、

    彼は一貫してオードリーと呼び続けたけれども、

    彼女の呼びかけによってバナージは人として戻ることができたのよね。」

Aさん「そうでしたね。

    感動的ではあったしすごかったなーって言う風には思いますけど、

    なんと言うかだいぶオカルト的な展開ではありましたよね。」

Bさん「それは言っちゃったらファーストガンダムの頃からそうだったよ。

    人類の革新に繋がるニュータイプ論と言うギミックを取り上げ、

    特に Z ではそこをかなり押し出してきた。

    純粋な SF の文脈からしてみれば埒外ではあるよね。」

Aさん「んん。それはそうだ。」

Cさん「そう言うシリーズで連綿と続く前フリがあったからこそ、

    『逆襲のシャア』のラストのような展開にも繋がるし、

    件の『フェネクス』のようなパイロット不在でも、それどころか

    補給すらどうしているのか不明な『フェネクス』が

    あれだけの行動を示すわけでね。」

Aさん「ふむ。まあ。」

Bさん「で、そのユニコーンガンダム3号機『フェネクス』。

    搭乗者は誰ですか?」

Aさん「え、リタだよね?

    『NT』の主人公ヨナの幼馴染の。」

Cさん「あの悲劇のコロニー落としを予言して多くの命を救った

    『奇跡の子』と呼ばれていたわね。」

Aさん「でしたね。」

Bさん「ぼくに良く似た金髪碧眼美少女だよね。」

Aさん「んん・・・まあ金髪碧眼美少女なのは確かだけど、

    きみに似ているかと言うと・・・。」

Bさん「そう? だってぼくも生まれ変わったら鳥になりたいよ?」

Aさん「そう言うとこで似てるって言えるの!!?」

Cさん「阿部さんは生まれ変わったらチノちゃんの制服になりたいんだっけ?」

Aさん「生き物ですらない!!!」

Bさん「とにかく金髪碧眼美少女のリタ。

    フルネームはリタ・ベルナルと言う名前だけど、

    性格のキツイ人の多いガンダムヒロインにあって珍しく

    穏和で人当たりの良いタイプですよね。」

Aさん「性格のキツイ・・・いやまあ確かにそうかもだけど・・・。」


Bさん「『ラヴリー・リタ』って感じだよね。」

Aさん「それは交通取締の女性警官の人だろ?」


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