表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【揺花草子。】(日刊版:2021年)  作者: 篠木雪平
2021年10月
301/364

【揺花草子。】[#3563] 神速。

Bさん「今日は10月29日なので天竺の話をするんですが。」

Aさん「天竺・・・。」

Cさん「ちなみに去年はテンツクの話だったわよ。」

Aさん「なんにしても大概ですね。」

Bさん「阿部さん天竺について。」

Aさん「えー・・・。

    今のインド。」

Bさん「相変わらずの薄さ。なんなの一反木綿かなんかなの?

    コットン承知ーとか言っちゃうの?」

Aさん「言わないけど!!!」

Cさん「『西遊記』で三蔵法師一行の目的地として描かれているのが

    有名よね。」

Aさん「そうでしたね。」

Bさん「ちなみに『西遊記』の成立は16世紀の明代だそうだよ。」

Aさん「えっそうなんだ?

    なんなら『三国志演義』とかと同じぐらいの古典だと思ってたけど。」

Cさん「その『三国志演義』も明代の書だけどね。」

Aさん「そ・そうなんですか・・・。」

Bさん「話を戻して『西遊記』だけど、

    高名で名の知られた僧・玄奘三蔵が、

    孫悟空、猪八戒、沙悟浄と言った大変に濃いメンツを従えて

    行く先々での様々なトラブルや出来事などを経て

    天竺を目指す物語だよね。」

Aさん「んん。そうだね。」

Bさん「ちなみにこの天竺って言うのはインド全域ぐらいの意味らしくて、

    三蔵法師一行はインドの特定のどこかの街を目指していたとか

    そう言うわけではないみたい。」

Aさん「あ、そうなんだ。」

Cさん「そこに行けばどんな夢も叶うと言う愛の国ガンダーラも

    今の地理に当てはめればパキスタンに当たるしね。」

Aさん「んん。なるほど。」

Bさん「そしてこの『西遊記』、実は全100話構成。」

Aさん「えっそうなの?

    そんな細かい分かれ方をしていたの?」

Cさん「全部中国語でタイトルがついてるんだけど、

    読めないから何話目がどういう内容なのかは分からないんだけど。」

Aさん「あぁ・・・。」

Bさん「でもまあ、最初の数話が旅立ちとか仲間を増やすとかで、

    そこから80話くらいは旅の道行き、

    そして終わりの数話かそこらが天竺でのエピソード、

    ぐらいの展開なんじゃないかなと思うよ。」

Aさん「まあ・・・実際原典読んだ事ないから

    どんな感じの配分なのかは分からないね。」

Cさん「トータル100話と言ったら週刊連載ならちょうど2年分ね。」

Aさん「なぜ週刊連載で言いますか。」

Bさん「単行本で言えば8巻から9巻かな。」

Cさん「最終巻が少し厚くなるケースね。」

Aさん「そう言う売り方の話。」


Bさん「でもアニメなら2クールぐらいに収められちゃうよ。」

Aさん「展開速い!!!!!」


 多分中盤40話ぐらいはカット。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ