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【揺花草子。】(日刊版:2021年)  作者: 篠木雪平
2021年10月
298/364

【揺花草子。】[#3560] おしゃれカフェでの会話。

Bさん「先月各所で話題沸騰の渦を巻き起こした

    『次にくるきらら大賞』ですが。」

Aさん「いや・・・各所ってどこ・・・?」

Cさん「芳文社さんの編集部とかね。」

Aさん「だから何度も言いますけど芳文社さんこんな吹けば飛ぶような

    場末の零細コンテンツなんて目もくれませんからね?」

Bさん「改めて振り返るけど、ぼくらが最も愛する漫画雑誌

    『まんがタイムきらら』系列各誌に掲載される作品の中から

    連載期間がまだ短いがきっとこの先これは売れるに違いない!

    と言う作品を選び出そうと言う意欲的な企画でした。」

Aさん「意欲的な。」

Cさん「『むすんで、つないで。』とか『しあわせ鳥見んぐ』とか

    『アネモネは熱を帯びる』とか『ぬるめた』なんかを

    ノミネートに挙げたわね。」

Aさん「そうでしたね・・・。

    そして見事大賞に選んだのがきららに載ってるわけではない

    『アルバの少年と地獄の女王』と言うところには

    度肝を抜かれましたけどね・・・。」

Bさん「その『アルバ』も最初の単行本が12月に出るみたいだよ。

    ぼくらが贈ったエールが多少貢献してるかもと考えると

    ちょっと嬉しくなっちゃうよ。」

Aさん「きみらが贈ったって言うか贈ったのはナカPだろ?」

Bさん「ともかくそんな『次にくるきらら大賞』です。

    今にして思うと、この作品は

    ノミネートしておくべきだったなって作品が1つ。」

Aさん「ん、そうなの? それは一体?」

Bさん「きららMAXで連載中、つい最近単行本第1巻がリリースされたばかりの

    相崎うたう先生の『瑠東さんには敵いません!』です。」

Aさん「んん。おぉ。」

Cさん「相崎先生は3年くらいきららMAXで

    『どうして私が美術科に!?』を連載してて、

    その連載終了から1年半くらい間を置いて連載開始したのが

    『瑠東さんには敵いません!』よ。」

Aさん「ふむふむ。」

Bさん「主人公の JK 和村ちゃんは阿部さんも斯くやと言うようなオタ女子。

    その和村ちゃんの教室での前の席に座る瑠東さんは

    明るく快活で成績優秀でクラスの人気者と言う完全に陽の者なわけ。」

Aさん「ぼくも斯くやと言うのはどうかなあ。」

Cさん「席が前後である以外には接点がなさそうな2人だけれども、

    なんでか瑠東さんは和村ちゃんの事がお気に入りで

    授業中でも遠慮する事なく和村ちゃんにちょっかいかけるわけ。

    そんな瑠東さんのお茶目でイタズラ好きな一面に

    和村ちゃんはキリキリ舞いでチャンバも走るわけよ。」

Aさん「またチャンバ走りましたね。と言うか走りませんよね。」

Bさん「単行本の表紙がすごくステキだったから思わず買って

    改めて読んでみたんだけど、いやこれはとっても良いなって。

    これは『次にくるきらら大賞』に入れておくべきだったなって。」

Aさん「そんなに。」

Bさん「あのね、端的に言って瑠東さんが可愛すぎるんだよね。

    それに和村ちゃんのツッコミのキレも良いし、

    程良いニヨニヨ感もあって作品として完成度が高い。」

Aさん「ふむふむ。」

Cさん「程良いニヨニヨ感は重要よ。」

Aさん「いや・・・きららですしその気持ち解りますけど・・・。」

Bさん「この作品になんでこんなに惹かれるのかなって思ってたら、

    単行本のあとがきに答えがあったよ。」

Aさん「あとがき。」


Bさん「『全オタクの願いじゃないですか。こんなのは。』」

Aさん「正論!!!!!」


 今後に期待しています!

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