【揺花草子。】[#3283] 瞬時に計算できる。
Bさん「今年は令和3年じゃないですか。」
Aさん「あぁ、うん。そうだね。」
Cさん「西暦で言うと2021年ね。」
Aさん「ええ、そうですね。」
Bさん「宇宙世紀で言うと何年かな。」
Aさん「いやそれは分からないな。
西暦がいつまで続いて宇宙世紀にシフトしたかは
はっきりとした言及はないからね。」
Bさん「ま、ともかく、西暦2021年、令和3年。
よく西暦と和暦の覚えやすい変換方法なんて話題があるじゃない?」
Aさん「あぁ・・・昭和なら年号の末尾2桁から25を引く的な?」
Bさん「そうそう、そう言うの。」
Cさん「西暦と令和の変換は、
西暦の下2桁の10の位の数字と1の位の数字を単純に足し算すればいいのよ。」
Aさん「えっそうなんですか?
と言う事は、今年は西暦2021年だから 2 + 1 = 3 で令和3年、
来年は2022年だから 2 + 2 = 4 で令和4年・・・
あっホントですね!
よく気付きましたね!」
Bさん「0655で仕入れたネタだよ。」
Aさん「案の定余所のネタ!!!」
Cさん「とは言え、よ。
例えば西暦2029年はこの計算にのっとれば
2 + 9 = 11 で令和11年になるわね。」
Aさん「ええ、そうですね。」
Bさん「それじゃ西暦2030年はどうなる?」
Aさん「えー・・・ 3 + 0 = 3 で・・・
あれ? 令和3年?」
Bさん「その通り。
西暦2030年は本来なら令和12年になるはずなのに、
この変換方法では令和3年にタイムスリップする事になってしまう。」
Aさん「タイムスリップするわけではないだろ。
アルゴリズムが正しくないと言うだけだろ。」
Cさん「まさにその通りよ。
逆に言えば先の『西暦の下2桁の数字を足す』と言う変換方法は
2029年までしか有効ではないと言う事になるわ。
2030年以降は新たなアルゴリズムが必要になる。」
Aさん「うーん・・・。
なんだろう、西暦の下2桁を足した数にさらに 9 を足す、とか?」
Bさん「確かにそれなら西暦2030年は 3 + 0 + 9 = 12 で令和12年になるね。
けれども西暦2040年になったらどうなる?」
Aさん「えー・・・ 4 + 0 + 9 = 13 で、令和13年・・・
いや令和13年は西暦2031年だよね・・・。」
Cさん「そうね。9を足すというアルゴリズムもまた、
2030年代の10年間しか有効ではないものだわ。
2040年代はその値が8になるし、2050年代には7になる。
そう考えるとこのアルゴリズムはあまりいい計算方法とは
言えない気がしてくるわ。」
Aさん「うーん・・・まあ、確かにそう言われるとそうかもです・・・。」
Bさん「なので、令和の世が続く限り、
つまり今2020年代も、この先2030年代も2040年代も、
千代に八千代にずっと有用な変換方法を考えたい。」
Aさん「千代に八千代に。」
Cさん「ロリやちみふ最高だったわよね。」
Aさん「唐突に何言い出すんです!!?
確かに度肝を抜かれましたけども!!!」
Bさん「その銀の弾丸とでも呼ぶべき完璧なアルゴリズムとは。」
Aさん「んん、お・おう。」
Bさん「西暦の値から 2018 を引く。」
Aさん「普通じゃないか。」
その 2018 を覚えなくて良い方法と言う話じゃないのかね。




