【揺花草子。】[#3454] 春を持ち帰った。
Bさん「粒揃いの感のあった春クールにあって
なかなかの話題作となった『スーパーカブ』。」
Aさん「うん。」
Cさん「私たちの時間軸でも無事最終話の OA が終了し、
一通り完結と至ったわね。」
Aさん「そうですね。」
Bさん「最終話はなかなか驚きの展開だったよね。
桜を観に行くぞって言ってまさか山梨から佐多岬まで行くって。」
Aさん「そうだよね!
どうでしょうさんかよって思っちゃったね。」
Cさん「道中そば粉とか姫だるまとか積んで欲しかったわね。」
Aさん「それは完全にどうでしょうさんですね。」
Bさん「でも山梨からスタートして、長野→名古屋と抜けて
初日で琵琶湖まで到達だよね。
Google マップで調べると優に 300km を超える距離だよ。
原付二種で1日 300km とかってすごくない?」
Aさん「そうだねえ・・・。」
Cさん「2日目はそこから鳥取の境港までだったわね。
これも 300km オーバーの移動距離ね。」
Aさん「んん。」
Bさん「で、3日目には九州に渡ってさらに1泊して、
4日目についに佐多岬に到達。
西日本を制覇って感じだったね。」
Aさん「そうだねえ。
そこから帰って来る日数も考えたら1週間くらいは
走りっぱなしって感じだったんだろうねえ。」
Cさん「バイク乗りでもあるナカPにこの旅程について訊いてみたんだけど、
ナカP曰く1日2日であれば 300km の走行はそんなに大変じゃないけど、
それが1週間ほども続くとなるとかなりきつい、って話だったわ。
しかもナカPの場合はそこそこ大きいバイクでの話で、
原付二種でとなるとまた話は随分違うだろう、と。」
Aさん「でしょうねえ。
どうでしょうさんだって旅程の終わりの方はもう
散々ぼやきながら走ってたわけですしねえ。」
Bさん「さすが体力の有り余ってる JK って感じかな。」
Aさん「そう言う事なのかなあ。」
Bさん「で、最終話振り返りはともかく、少し前にぼくらは
作中で使われる劇伴に注目していると言う話題をしたよ。」
Aさん「あぁ、うん。毎話数有名なピアノ曲を使ってるって話だよね。」
Bさん「その時ぼくは
『最終話ではメンデルスゾーンの「春の歌」が来るんじゃないか』
なんて予想をしてみせたわけだけど。」
Aさん「うん。そうだった。」
Cさん「私は『戦場のメリークリスマス』が来るんじゃないかと思ってたわ。」
Aさん「いやそれはさすがにないのでは!!?」
Bさん「で、結果はと言えば、最終話で使われたのは『威風堂々』でおなじみ
エルガーの『愛の挨拶』と言う曲でした。」
Aさん「おぉ・・・つまり外した、と・・・。」
Bさん「それがね、そうとも言えない。」
Aさん「そうとも言えない? いやそうとしか言えなくない?」
Bさん「ここでぼくが『春の歌』を選んだ根拠をお聞かせするよ。
あのね、iTunes とか Amazon music なんかで聴けるんだけど、
『おやすみ前のゆったりクラシックピアノ』って言う
コンピレーションアルバムがあるのね。」
Aさん「んん?」
Cさん「実は、『スーパーカブ』で劇伴として使われたピアノ曲は
確認したうちではほとんど全曲がこのアルバムに収録されているのよ。」
Aさん「あれ、そうなんですか?」
Bさん「で、ぼくが選んだ『春の歌』も、このアルバムに収録されている。
もちろん実際に最終話で使われた『愛の挨拶』もね。」
Aさん「ほほう・・・。
つまり、なに、きみらはそのコンピレーションアルバムが
選曲の由来になっていると、そう言いたいのかな?」
Bさん「まさにその通り!
もちろん公式にはそんな事は公にはなっていないけれども、
ぼくらはそこに辿り着いたと言うわけさ。
確かにぼくらは『春の歌』は外したけれども、
『愛の挨拶』も第2案、第3案としては選び得たと言うわけ。」
Aさん「んん・・・?」
Bさん「つまりぼくらの予言者スキルは
いよいよ以て本物だと言う事だよ。」
Aさん「2日連続でものすごい減らず口!!!!!」
惜しかったと思う。




