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【揺花草子。】(日刊版:2021年)  作者: 篠木雪平
2021年05月
143/364

【揺花草子。】[#3405] 方向性が違う。

Cさん「今日は大人の【揺花草子。】よ。」

Aさん「えっ・・・大人の【揺花草子。】って何ですか・・・?」

Bさん「いたいけな少女であるところのぼくが

    聞いていてはいけないような話をするよ。」

Aさん「マジでか!!! そんなの収録しちゃっていいんですか!!!」

Cさん「あのね、『バイオハザード』の新作がリリースされたじゃない。」

Aさん「えっ? えー・・・まあ・・・。

    ・・・あぁー、そうかそうか、だからブリジットは・・・」

Bさん「そうそう。ぼくは CERO に敏感系女子だからね。」

Aさん「だからその敏感系女子って言い方よ。」

Cさん「大人気アクションホラータイトル『バイオハザード』シリーズ。

    もちろんバリエーションはあるけれども、

    シリーズのほとんどの作品が CERO D あるいは CERO Z 指定よ。」

Aさん「ええ、そうですねえ。

    その最新作『8』こと『バイオハザード・ヴィレッジ』が

    今月上旬にリリースされたんでしたね。」

Bさん「かわいい人形劇のやつなんだよね?」

Aさん「違うよ!!? いや違わないけど違うよ!!?

    ゲーム本体はバイオ村であそぼ的なアレじゃないよ!!?」

Cさん「私は前作の『7』もプレイ済みなんだけれども、

    『7』と較べると今作は確かに言う通り『怖さ』と言う点では

    抑えられていると感じたわ。」

Aさん「へえ、そうなんですか?

    まあ『7』は過去タイトルと較べても図抜けて怖いって聞きますしね。」

Cさん「『7』は PS VR でプレイする事も出来るんだけど、

    そうすると怖さ倍増よ。

    さすがに私も VR ではちょっと続けられなかったわ。

    まあ操作感の悪さって言う問題もあったんだけども。」

Aさん「ほほう・・・そうだったんですか。」

Cさん「思うに、『7』の怖さの理由って、

    やっぱり画面がかなり暗いって事だと思うの。

    照明もない深夜の暗い廊下や洞窟を手元のライトだけを頼りに

    進んでいくって言うのはやっぱり根源的な感覚に訴える怖さがあるわ。」

Aさん「なるほど。と言うと『8』はそうではないと?」

Cさん「もちろんすごく暗いフィールドもあったりするんだけども、

    シナリオ的には朝からお昼、夕方を経て夜、って感じなのね。

    なので大部分のフィールドが自然光で十分に明るいし、

    見えないところからいきなり襲い掛かって来るみたいな

    恐怖心は薄いわね。」

Aさん「そうなんですね。」


Cさん「阿部さんも出ないし。」

Aさん「もしぼくが出たらどうだと言うんですか!!!!!」


 その怖いは違う意味では。

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