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【揺花草子。】(日刊版:2021年)  作者: 篠木雪平
2021年05月
122/364

【揺花草子。】[#3384] 無駄に複雑。

Bさん「昨日も話した勝ち点制度の話。」

Aさん「んん。」

Cさん「昨日はサッカーの制度にフォーカスした話だったけれども、

    いろんな競技でこう言う勝ち点制度は導入されているし、

    サッカーに限って言っても各国リーグで制度が違うって事も

    割と普通にあるわ。」

Aさん「はぁ。」

Bさん「以前のアメリカのリーグでは勝利チームに勝ち点6、

    さらに1ゴールごとに勝ち点1計上なんて言うなかなかに衝撃的な

    勝ち点システムを採用していたと言うよ。」

Aさん「あぁ・・・派手な点差がつくのがお好みの

    アメリカらしいシステムって感じがするね・・・。」

Cさん「日本の国内リーグでも延長戦があった頃は90分勝利で勝ち点3、

    延長勝利で勝ち点1、延長負けで勝ち点1、90分負けで勝ち点0

    なんて言うシステムだった事もあるしね。」

Aさん「ふむ・・・勝ち点と言う名称に相反して

    負けても勝ち点が入るって言うのは

    なかなか面白い仕組みではありますね。」

Bさん「でもまあ、昨日も言ったけれども1試合の価値である

    勝ち点3を何らかの形で2チームで案分する在り方が

    本来の意義ではないかと思うのだよ。」

Aさん「いやー・・・それはどうだろうなぁ・・・。

    もちろんそう言う議論はあっても良いかもだけど、

    サッカーが始まって100数十年の紆余曲折の末

    ようやく辿り着いたシステムなわけだしねえ・・・。」

Cさん「なに言ってるの。

    今現在がサッカーの進化の極点だとでも思っているの?

    この先もより発展を志向していかなければだめよ。」

Aさん「おっおぉ・・・。」

Bさん「そこでぼくは、勝ち点3を良い感じに分ける術を考えた。」

Aさん「考えた。

    昨日みたいな最終節総取りとかじゃないだろうね?」

Cさん「昨日言った仕組みはじゃあ最終節に引き分けちゃったら

    どうするのって話にもなるしね。

    まあそれは最終節に限っては PK 戦まで含めて完全決着しますって事に

    すればいいだけかもだけど。」

Aさん「はぁ・・・。」

Bさん「ともかく、ぼくが考えた新しい勝ち点システム。」

Aさん「んん。」


Bさん「勝利で勝ち点3。

    負けで勝ち点0。

    引き分けで両チーム勝ち点1.5。」

Aさん「小数!!!!!」


 それは勝利が勝ち点2の時と変わらないのでは?

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