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【揺花草子。】(日刊版:2021年)  作者: 篠木雪平
2021年04月
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【揺花草子。】[#3378] Next Summit。

Bさん「ちょっとタイミングがズレちゃったけど、

    一昨日は通算3,376回めの話数でした。」

Aさん「それも一見よく分からん数だね。」

Cさん「富士山の標高である 3,776m まであと 400m と言うタイミングよ。」

Aさん「別に毎話数1メートルずつ山登りしているわけではないのでは。」

Bさん「3,376m と言えば富士山で言えば8合目を過ぎて

    9合目に至ろうかと言うくらいの位置だそうだよ。

    このあたりから傾斜もググっときつくなってきて

    高山病にも注意しなきゃいけないそうだ。」

Aさん「ムムム。」

Cさん「登頂を断念するあおいちゃんの悲しみには

    胸を締め付けられる思いだったわね。」

Aさん「え、『ヤマノススメ』の話ですか?」

Bさん「我々【揺花草子。】も、最初に始まってからここまでの道のり、

    言ってみればこれは登山に例えられる。」

Aさん「(例えられる・・・かなぁ・・・。)」

Cさん「既に8合目を過ぎた我々、このまま続けばあと1年とちょっとで

    3,776話目に到達するわ。

    富士山登頂を果たしたと言っても過言ではないわね。」

Aさん「それは完全に過言でしょう。

    ひとっつも山登ってないですもん。

    めっちゃ平地ですもん。」

Bさん「しかし富士登山はここからが本当に過酷だと言うよ。

    さっきのあおいちゃんの話もそうだけれども、

    意気揚々とアタックに臨み、そして敗れた例もまた

    枚挙に暇がないと言われる。」

Aさん「はぁ・・・。」


Bさん「阿部さんも【揺花草子。】の

    通算話数3,776回めを迎えられずに

    登頂断念って事になるかも知れないしね。」

Aさん「なんでぼく抜きで

    登頂しようとしているの!!???」


 順当にいけば来年5月30日。

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