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個人イベント 話は料理で進む 第1章 第5話

第5話です、今回は校内食堂での話です、これを読んでる皆さんは料理の食べ過ぎで吐きそうになった事ってありますか。

僕は最近1度ありました。


12時35分 校内食堂


とても疲れた、久しぶりの大学の授業って事もあるけど、それだけじゃないな、単純にここの大学の授業についていけてない。


まだ3時間しか受けてないのに、それを実感する、やっぱり2週間勉強せずにエロゲに時間を使った罰だな。


しかしこの大学、こんなに広い食堂まであるのか、ゲームでは文章しか出てこなかったからわからなかったけど、凄い広さだそれに蕎麦も旨いし。


まぁ、ただ蕎麦食べるためにここに来た訳ではないんだけど、俺の狙いは桜島の個人イベント 【話は料理で進む】 


このイベントはこの食堂にいる事で発生する個人イベント、手に入る能力は即死予知と言う、あまり使いどころがない能力


だけどこの能力が無いと、愛菜(あいな) 結菜(ゆい)の個人イベントができないようになっている。


個人的には関わりたくはないけど、能力10個以上の条件を達成するためには、結菜と関わらないと無理だ。


今回は桜島の個人イベントを進めにこの校内食堂に来ている、多分もうそろそろ…


「…あれ?城戸じゃないか、こんな事で何やってんだ」


来たぞ今回のターゲット。


俺は声の聞こえた方を振り返り、桜島を見る、俺が美穂じゃないとバレたら終わりだ、ここは演じるんだ。


「…見たらわかるだろ、蕎麦を食べてる」


「ヘェ〜珍しいな、お前弁当派じゃなかったか」


「たまにはな、蕎麦もいいかなって」


「そうか…ってお前その量食べれるのか、並の3倍ぐらいの量ないか」


「確か超盛りだったか、でもこれぐらいの量食べれるだろ」


「そうならいいが…そういえば城戸、隣いいか見た感じ他に座れる席無さそうだし」


「ああ、いいよ」


「サンキュー、じゃちょっと失礼します」


そう言いながら、料理が乗ったトレイを机におき、ゆっくりと座った。


よし、今の所計画通りに物事が進んでる、少し原作とセリフが違うけど…ま、いいかそんなに言うほど変わらんだろ。


「なあ城戸、さすがに多すぎないか」


「いやいや、別に多くないだろこれぐらい」


「いや、ざる蕎麦超盛りに納豆巻き2個に唐揚げ3個は多いだろ、ようそんなに買える金があるな」


「いや、桜島が少ないんだろ、ご飯一杯に豚カツ、そんなんで足りるのか」


「仕方ないだろ、金欠なんだから、それにそんな事言うなら少しはくれよ」


「嫌だね、これは俺のだ」


「ケチだな全く、そう言えば城戸昨日のアレ見たか」


昨日のアレ?あぁ〜思い出した、確かここでブレイクチャンピオンズの話が出てくるんだっけ、知ってるって答えたいけど


ここは知らないていで、話を進めよう、ゲームでは主人公知らなかったし。


「アレって何?」


「その感じ見てないな、だったら教えるけどさ、昨日テレビでブレイクチャンピオンズの話がやってたんだよ」


「ブレイクチャンピオンズ?」


知ってるけど…疑問系にしとこ。


「ああ、ここ最近いろんな所にテロを仕掛けてる連中だよ、なんの目的があるのか知らないけど、関わりたくないな」


「そ、そうだな」


この数週間後に関わる事になるんだよな。


「しかし、今日の授業難しかったよな」


「…まぁ確かに、全然わからなかった」


「しかもあれ、テストに出るんだぜ、もうそう思うだけで、頭が痛くなる」


「ズルルルル、頭痛薬渡そうか」


「いや、物の例えであって本当に痛い訳じゃないからな……いや、なんで頭痛薬持ってんだお前」


「1時間目の用意をしようと思って、バッグの中見たらなぜか入ってた」


「なぜかってお前なぁ、バッグの中に入ってる物ぐらい把握しとけよ」


と言われても、バッグの用意したの俺じゃないし。


「はいはい」


…うわぁ、思ったより量多いなざる蕎麦、前はこのぐらい普通にいけたのに。


「…ハァ、少ないな」


「そりゃご飯一杯に豚カツだけだからな、もうちょっと何か買えよ」


「金があったらそうしてるよ、なあ城戸この大学から少し離れてて、俺の家から通える場所にあって、給料が1時間1200円ぐらいの割りのいいバイトって知らないか」


時給1200円は高すぎるだろ、そんな割のいいバイトとか怪しすぎるだろ。


「知らないよ、それに時給1200円って」


「いや、この国の最低時給が少なすぎるだけだ、おかしいだろ683円って、ふざけてるのかもうちょっと上げろ」


「683円!!え、そんなに低いの」


俺が椅子こら立ち上がるほど、驚いたが桜島は[何やってんだこいつ]と言う目でこちらを見る。


地味に周りからの視線がキツい座ろう。


「なんでそんな驚いてるんだ、確かに低いけどこれぐらい当たり前だろ」


…あ、そうか、この世界って2004年だったな、今じゃ927円が最低時給だけど、こんなに違うんだな。


そう考えると、結構増えたな、244円上がったのか、地味かもしれないけど、244円あればジュースが2本買えるし、弁当も1個買えるかなら。


「ハァ、金が欲しい」


「みんなそう思ってる、大人しく働け」


「バイト許可書もらいに行くのめんどくせぇ、しかもあれ許可書提出してからバイトの許可でるまで、長すぎるんだよな」


「長いってどれぐらい」


「1か月」


「嘘だろ、なんでそんなにかかる」


「知らんけど、それほど指導部は忙しんじゃないの」


「まぁ朧月先生とか見てると、大変そうだしね…ウップ」


ヤッベ、少し出そうになった、いけないいけない、自分で頼んだ物なんだし、最後まで食べないと。


「…なぁ城戸、少し聞いていいか」


「何を…」


「さっきから全く箸進んでないけど…もしかしてお腹いっぱい?」


「…そ、そんな訳ないだろ」


こいつ気づいてやがった。


「そう言う割には、箸が小刻みに震えてるんだけど」


「何を言う、こんな物今すぐに食べて…」


2分後


バタン!!


「ウ!!吐きそう」


俺は口を押さえながら、机に倒れ込んだ、なんとか全部食べ切れたけど…これ以上は無理だ、なんかめまいまでしてきた。


俺ってこんなに食べれなかったけ、前は大食いチャレンジをやっても余裕だったのに。


「やっぱり無理してんじゃないか」


「頭痛がする…吐き気だ…」


「ハァ、なんで食べれないのに挑戦するかな」


「いけると思ったそれだけだ…ヴ!!」


やばい、出そう…


「おいおい大丈夫か」


「…大丈夫じゃない」


「全くほら肩かせよ、女子トイレ前まで送ってやるから」


「す、すまない」


俺は桜島の肩に腕を回し、女子トイレまで歩いた、ちょっとした大惨事があったが、カードには目的の能力 即死予知 の文字が刻まれていた。


今回は自分の体の事をよく考えていなかった、これからは昔ならできたと言うか考えを捨てよう。

第5話読んでくれてありがとうございます、しかしこの主人公、一応体は女性なんですけど、今のところ女性らしさが全くない。

らしさを出すために色々やってはいるんですが、なかなか上手くいかない、何かアドバイスが有れば教えてください。


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