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何もかも必要ない 第3章 第45話

第45話です、実は今…新しい小説を書いてたりしてます、まぁ…飽きる可能性があるのでなんとも言えないですけど……


とりあえず10話ぐらいかけたら、投稿してみようかな、と思っています、今のところ3話はできてる。

〜廃病院・三吉病院〜


「来たんだ…ここに」


俺は約束場所の廃病院に足を踏み入れた、1度来たことがあるが、その時より内部は荒れていた、この前は落書きが酷かったのに


今では血がついてあり、腐敗臭がとても酷かった。


そして中央にはベッドや本などが積み重ねており、その上にあの男が居座っていた。


ブラックチルドレンのリーダー、大月 良。


「1つ聞きたい…お前は戦争を起こそうとしてるのか」


「だったら」


「お前は未来に起こる戦争を止めるために、こんな事をしてるんじゃないのいか」


「言っただろ、ありとあらゆる兵器を無くすには、手っ取り早くそれを使わせればいい」


「戦争を止めるために戦争を起こすのか」


「違う点は…次の戦争が起こらないこと、そしてその後は…誰も傷つかない世界が広がっている」


「そのために、傷つく世界を作るのか、なんでそこまでする」


「人間が醜いからさ」


良はそう言うと着てた服を脱ぎ捨て、上半身裸になった、その裸には傷痕が広がり、火傷した跡があり、さまざまな所が赤く腫れていた。


「これはね…復讐だよ、そして新たな世界を決意させた理由だよ」


「な!?」


良は首元に指を入れると、顔の皮が捲れた、いや…ルパン3世みたいなマスクをつけていて、そのマスクを剥がした。


そう言うことか、ゲームの時と顔が違ったのは、そう言う理由だったのか。


「これが僕の素顔だよ、踏まれたぎんなんみたいだろ、よく言われるよ」


頭には髪の毛が一切生えておらず、全体的に酸で溶かされたように、ドロドロで凸凹(でこぼこ)していた、目と口はギリギリ形を残しているが


それ以外は全然残っていなかった、お世辞には綺麗と言えない。


「結構前に…ネット上でとある映像が投稿された、7歳そこらだったから、内容はよく覚えてない

だけど…今の子供の危険性についての動画だった、僕達新時代の子供達は、全く新しく強力な能力を持って生まれる

実際に大体育祭は会を重ねるごとに、激しさを増している、その場にいた君なら…わかるだろ」


「そうだな…」


なんだろう、凄いなんとも言えない、だって俺が戦ったの【鏡の少女】とカード全部と融合したペンギンで


新時代の能力者…と言うか別次元の能力者、みたいな感じがする。


「そんな動画が拡散され、頭が弱い大人達が集まりとある事を始めた、能力者の排除と言う行動を…

あいつらは自分の身を守ると言う名目を使い、罪がなく無抵抗な子供を殺して回った」


「そんな事が…」


「その大人達が最終的に何をしたと思う、保育場や孤児院を襲撃し始めた、そして…僕が居た孤児院は襲撃に遭い、燃やされた

僕は燃える孤児院でその大人にボコボコにされた、だが…僕は生きた、復讐のために」


「何もしてないんだろ」


「正義だよ…大人はその行動を正義だと思っていた、人間は正義だと思えば何でもできる、なぜなら正義だから」


「今のお前もそうじゃ無いのか」


「…そうかもね、だけど違う、僕はあいつらの中途半端な正義とは違う、醜い世界を終わらせ、美しい世界を作る

防衛手段の人工龍も要らない、禁書も核も銃も必要ない、フェミニストもヴィーガンもカニバリズムも宗教も…

何もかも必要ない!!」


これが全ての理由か…その出来事が、こいつをここまでさせたのか、戦争の引き金を用意し、世界を滅ぼせるまでに…


「…同情はしてやる、だが…してやるだけだ、こい、ラブ・シスターズ」


俺は出てきた2丁の銃を握り、良に銃口を向ける。


「それが…君の選択か、残念だよ君ならわかってくれると思ったのに」


「悩むぐらいなら考えるな、俺も覚悟を決める、どんな結果が待ってようと、後悔はない

俺がお前を止める、この…安龍 三輝が!!」


「止めれるわけがない、俺は止まるわけにはいかないんだ…2人とも後は頼んだ」


パチン


良がそう言い指を鳴らすと、病院の柱から、2人の男女が姿を目立つピンク髪を靡かせ、姿を現した。


「君と…お前は」


「頼んだよ、ルナ君、ヒカル君」

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