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出口なき殺人 第3章 第23話

第23話です、いつもながらあり得ないぐらい眠いんで、寝ます文章の修正は帰ったらやります、だから文章が変な可能性があります。


やっぱり睡魔と戦いながら書いても、きついだけなので、ぐっすり眠った後に書き直します。

    〜電車〜


今回の依頼は殺人事件の真犯人を見つけること。


依頼者はウェザー・シャイニング、そのウェザー本人とは現場で会う約束をしている、詳しいことはその時に聞こう。


「事件発生は…3日前、丁度真琴さんが依頼に来た日か」


被害者は夜咄(よばなし) (みなと)、男みたいな名前だけど、女性なんだな、しかも本名じゃ無くて芸名かよ…センスあるな。


で、殺害方法が包丁による殺害、凶器となった包丁は未だに見つかっていない。


そして、犯人の姿は出入りにある防犯カメラにとらえられていたが、フードを被っており判断は不可能、店のカメラが1昔前の物って事もあって、判断しにくいらしい。


「で、犯人が店から出る姿が目撃されていないため、透過能力を持つ、お天気お姉さんが疑われ、現在事情聴取を受けている…か」


まぁ、状況は少し違うけど、これは密室事件みたいな物だな、店の設計図にも不審な点がなく、隠し通路もない。


ただのコインロッカー場だから、排気口などの換気設備はない、だから逃げ場は出入り口しか存在しない。


なんか今回の事件も難しそうだな。


「…ん?ちょっと待て、なんで俺がこんな事してるんだ、一応助手の扱いだよね、明らかに探偵の仕事をやってない」


森川さん…めんどくさいからって俺に押し付けたな、まぁ住まわせてもらってるし、お金もらってるから、なんとも言えないんだけど…


「ハァァ、とか…こんな難しい話を俺に任せるなよ、一応大学生だぞ」


しかし、このままコインロッカー場に行っても、同じ情報しか手に入らないだろうな、それに現場には警察が居て、追い返されるだろうからな。


正直に言って、行っても意味がないな。


「どうするか、とりあえずウェザーに連絡しよう、で…何を調べるのか、決めよう」


俺はポケットからスマホを取り出しウェザーに連絡する。


今日の電車は人が少ない、と言うか全然いない、普段なら躊躇するけど、これぐらい少ないなら大丈夫か。


『あ、美穂パイセン、久しぶりす』


「久しぶりだね、ウェザー君」


『どうしたんすか、いきなり連絡かけてきて、話なら駅で聞くって…』


「あ〜そうなんだけど、たぶん警察が現場検証やってるでしょ、だから行っても追い返されるだけだと思って」


『そう言う事すね、確かに警察が現場検証してるっすね、ですけど俺ならなんとかなりますよ』


「なんとかなる…って、何をする気」


『いや、単純に光を屈折させて、俺の姿を透明にすれば現場に入りたい放題すよ』


「やめておいた方がいいと思う」


『なんですか』


「だって、よくよく考えて、警察は指紋とかを採取している最中なんだよ、そんな状態で侵入して指紋とかついたら、君が怪しまれる」


『あぁ〜確かにそうすね…うん』


「所でウェザー君、そ現場に違和感とか感じた事ない」


『違和感すか』


スマホ越しのウェザーの声が少し小さくなった。


『特にないすよ、いつも通り大型ロッカーは使用不可能だし、天井の電球はキレかかってるし…』


なんで現場の内装情報が出てくるんだ、まさかこいつ…


「…ウェザー、お前もしかして、現場にいるな」


『あ、バレましたすか、警察が黄色のテープを貼っている、現場にいますっすよ、ちゃんと透明になっているすから、安心してくださいす』


「マジか、まぁ…現場に居るならいいや、なんか一部分だけ綺麗な床とか天井のとかない」


『嫌いな床すか、別にそう言ったものは無いすね」


陽菜さんみたいな再生能力じゃないか、壁を壊して直したなら、できると思ったんだけど。


『あ、そう言えば違和感ならありましたすよ』


「え?なに」


『このロッカー場、異様に臭いんすよ、うんこみたいな…そんな匂いがするっす』


なんでコインロッカーでそんな匂いがするんだ、誰かが漏らしたのか、トイレまで我慢できずに仕方なく…いやどんな理由だよ。


『それ以外は変なところはないすよ、逆になさすぎで引くぐらいにないすよ」


「うん、わかった、とりあえず詳しい話は駅で聞くよ」


『わかったす、俺は情報まとめて、待ってます』


「うん、じゃあ駅で会おう。

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