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女神に愛されて過ぎて困ってます!  作者: 鯖太郎
第一章 転生そして盟友との出会い
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美少女女神ミリアーヌ

 神咲カムイ21歳、なんの取り柄もない普通の大学生だった。

 ある日、突然俺は異世界へ転生した。


 「んー?ここは?」

 一面真っ白な部屋。


 確か昨日は飲み会で・・・。記憶が曖昧だ。ここはどこだ?

 すると扉が開いて、真っ白なワンピースを着た真っ白な肌をしたとても美しい少女がこちらに歩いてくる。


 え?酔った勢いで俺の初めてを捧げてしまったのか?しかもこんな美少女に?なんで覚えてないんだー

 「すみません。酔った勢いとは言え申し訳ない」

 「え?なんのことですか?」

 「え?」

 「ここは神界。貴方は亡くなったのです。私は貴方の魂を導く者。神とも呼ばれる存在です」


 「すみません?誰が亡くなったって?」

 「貴方が亡くなったのです」

 「はぁ?そ、そうですか?」


 なんだこれは?そう言うプレイなのか?酔った勢いでそう言うお店に、入ってしまったのか?

 「プレイとはなんのことでしょう?」

 「え?」

 「ここでは考えていることは筒抜けですよ」

 「申し訳ない」

 「いえいえ分かって頂けたら結構です」

 クスっと笑う彼女はとても美しくドキッとした。



 一方神と名乗る少女は。

 なんてこと、こんなに愛おしく思える魂があるなんて・・・はぁヤバい。今日が輪廻当番でよかった。それにしても平然を装うのがこんなに大変だなんて・・・す、好き。キャー


 「それでは貴方には・・・(そうだ!こんなに綺麗な魂を輪廻に回すなんて勿体ない、それに私の作った世界に転生させればずっと一緒にいられるじゃない)て、転生して貰います」


 「転生ですか?それは地球で生まれ変われるのですか?」

 「いえ、私の作った世界で生まれ変わって貰いましょう。魔法と剣の世界へ」


 暫く考えて出した答えは・・・

 「じゃお言葉に甘えて転生します」


 それを聞いた少女は・・・

 よっしゃー

 心の中でガッツポーズ!

 「それではアルテミスの創造神であるミリアーヌの加護を差し上げましょう。魔法属性はサービスで全属性プレゼントしちゃいます。死なれたら困るし・・・身体もドラゴンのブレスくらい余裕で耐えちゃうように改造しちゃいましょうね。身体能力やその他諸々も組み込んでおきますね」


 「あのー?死なれたら?ドラゴンって?そんなの耐えれる人間いるんですかね?」

 「大丈夫大丈夫。スキルなんかは後々決めていきましょうね。いつも一緒にいますからその都度言ってくださいね」

 「え何か不穏な言葉が聞こえましたが?」

 「気にしない気にしない。それでは転生します」



 こうして神咲カムイは転生した。

 「って俺を魔王にでもするつもりなのかー!」



 そして俺は異世界へ転生を果たす。

 名はアーグクリストフ・フォン・パワード!

 父はアーグスト・フォンパワードは公爵であり元帥をしているそうだ。

 公爵と言っも王家と血の繋がりはなく、初代国王から続く盟友であり、父も現国王陛下と小さな頃からの仲だそうだ。

 そして母はエミリア、辺境伯の次女で若い頃は冒険者として名を馳せたとか・・・。

 そんな家庭の三男として誕生した。


 そして生まれて早々に女神がいることに気付いてしまったのだ。

 

 「ヤッホー!皆んなには見えないし聞こえないから安心してね。仕事がない時以外は一緒にいるからね」

 「え?怖い怖い。なんでいるの?」

 「あは♡それ聞いちゃう?」

 「やっぱりいいです。いいですから神界にでも戻って下さい」

 「嫌よ。ずっと貴方と一緒にいるんだから」


 

 一緒にいるそんな言葉から5年が過ぎた。

 結局、女神ミリアーヌは一度も帰る事なく一緒にいる。

 5年で分かった事、と言うより聞けばミリアーヌはなんでも教えてくれる。

 

 うんナビゲーターとしては優秀だ。

 「聞こえているわよ。ナビゲーターじゃなく生涯を共にするパートナーだって言ってるじゃない」

 「あーハイハイ」


 心を読まれるのはいつもの事、そしてそれが仇となりスキルが追加されている。

 5歳の俺が今持つスキルは大賢者。

 これは魔法が使いたいと思った為にミリアーヌが追加したスキル。

 これにより魔法全般が無詠唱で使える。


 剣が欲しいと思っただけで鍛治・・・まだ作れない

 極め付けはアメゾン、日本食が食べたいと思ったらアメゾンから購入出来るようになった。

 しかしこれは重宝していた。

 日本食の他にスマホ、ノートPCをこちらでも使える様にしてもらったのだ。

 勿論こちらから発信する事は許されなかったが閲覧は認めてもらった。

 そしてこれらを仕舞うアイテムボックス、無限の容量に時間停止等を仕方なく追加してもらった。



 そんなある日

 「アークよ。明日、洗礼の儀を行う。朝食の後、正装に着替えて待つのだ」

 「父上、洗礼とはなんでしょうか?」

 「所謂ステータスが見れる様になり、加護や魔法適性にスキル等が見れる様になる儀式だ。ステータスを見てからお前の適正を伸ばす教育をするからな」

 「わ、わかりました」

 

 ヤバいどんでもないスキルが見られてしまう。

 いくらミリアーヌに改竄を願ってもステータス改竄は行わないと言うのだ。


 「ウフフ。いよいよ愛しの貴方のステータス世に出るのです。改竄等行う訳がありませんよ♡」

 マジか・・・。

 「女神に愛され過ぎて困ってます!」


 


 


 


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