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9話 師匠
「わしの弟子にならんか？」
「は？ 」
目の前の女の子がいきなりそんなことを言うから驚いた。しかもわしって言ってるし。
「いきなりなんですか？」
「お前には、才能がある。わしの所で修行すればお前は最強になれる。」
「なにを根拠にそんなことをいってるんですか？」
「さっきのお前の動き、それからわしの感が言っておる。まぁ、1回ついてこい。」
そう言うと女の子は、俺の腕をがっしりと掴んできた。その瞬間目の前の景色が変わった。
「え？ここどこ？」
「わしの家じゃ。いいところじゃろ。」
何も無い草原に小屋がポツリと立っているだけの場所を誇らしげに言う。
「あらためて自己紹介をしよう。わしはマーリン、魔術師だ。」
こんな小さな子が魔術師？
