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想いを届けに 〜君の隣に再び〜

作者: 長月

少年と少女の恋愛ものを書いてみたくて書いてみました。

処女作ですので見にくいと思います。どうか生ぬるい目で見てください。 m(*_ _)m


おはようございます。僕は、アスラ・フォード10歳です。今日は職業適正を調べる儀式ある日だ。もちろん僕の狙いは『勇者』になること。そして困っている人をたくさん救うために世界を回ることだ。


「ねぇ? さっきからなにをブツブツ言ってるの?」


彼女はエリ・シアン10歳 家が隣なのでよく遊んでいる幼馴染だ。

特徴? とにかく可愛いってことかな? 年の割にはスタイルが素晴らしいくいい。あと銀髪に紅色の瞳が良く映えるってことかな?そして僕は彼女に恋をしていると思う。


「んー? ってエリいつの間にいたんだよ///……」


神出鬼没のエリには何度もびっくりさせられる。


「今日は職業適正を調べる儀式がある日でしょ? しゃきっとしなさいよ……」


「そんなの分かってるよ 僕はこの日をどれだけ待ちわびたことかエリには分かるだろ? 」


「そうね! アスラなら絶対いい職業適正が出るよ! 」


「そうだね それじゃ教会に行くとしますか 」


━━━━━━


歩くこと数十分見事なまでに美しい白塗りの教会が見えてきた。周りには人がごった返していた。


「さすがは都会ね 私たちの住んでいる村とは全然違うわ 」


「そうだね これはさすがにびっくりしたよ 中に入ろうか」


教会の中はとても神秘的だった。そして中央には個室がなん部屋もあり各部屋に大きめな丸い水晶が置いてある。

その水晶こそ職業適正が見れる『鑑定水晶』というものだ。今も他の人の職業適正を調べているみたいだ。時々驚きの声が上がっている。今年は優秀みたいだ。


そして僕とエリの番が回ってきた。

部屋に入り水晶に近ずき手をかざすと……そこに現れたのは……いや何も現れなかったのだ。


「え? 故障? ですか?」


不安になり神父に尋ねる


「これは!? 職業適正がないだと!? どういう事だ!! 」


もう一度手をかざしてみても何も現れなかった。

途方に暮れていると神父が言った


「少年よ職業適正が無くても生きていくことが出来る……強くあれ 」


そのまま部屋を出されてしまった。


━━外に出るとエリがにこにこしながら待っていた。


「アスラどうだった? 」


「っ!!エリこそどうだったんだ? 」


苦し紛れに聞き返した


「私はね~ 聖女だったんだ!! 凄いでしょ! 」


それを聞いた瞬間僕はその場から逃げ出した。


━━━━━

1ヶ月後


あれからエリとは1度も顔を合わせていなかった。

村の人達はこの村から『聖女』が出たって事で盛り上がっているいっぽう僕が『無能の落ちこぼれ』ということも広がっていた。


「はぁー 何で逃げ出したんだろ…… 」


自宅のベットで丸くなっていると

ドンドン!! 家に誰か来たようだ。僕は2年前に両親が他界してから1人で暮しているのでしかたなく出ることにした。


扉を開けるとそこにエリが立っていた。その表情は何処が悲しそうだった。


「久しぶりだね アスラ…… 」


「そうだね…… 」


暫く沈黙が続く


「私 王都の偉い人に聖女として来ないかって誘われたんだ 」


「……そうか 」


正直エリが聖女になって嬉しくもあり、悔しくて涙を流すこともあった。「自分が職業適正無しで何でお前が聖女なんだ! 」 と思ったこともあった。そして僕は無能故に自分の幼馴染、愛した人が聖女として活躍する姿を隣で見れないのが何よりも辛かった。だから僕は━━━━


「ねぇ? もし良かったらアスラも王都に来ない? 」


「僕は無能だから王都には行かない。 いや行けないんだよ…… 」


「何でなの!? アスラが無能? そんなの関係ない!! だって私はアスラの事が━━━


━━━タイミングは最悪だが僕のエリに対しての気持ちを伝えよう。


「僕は無能 エリは聖女この差は大きい 今のままの僕ではこの想いを伝えるどころか隣に立つことすらできない。できたとしても、世界がそれを許さないよ 」


「え? 何でそんなこと……世界なんて関係ないよッ… 」


嗚呼、こんな醜態を晒してもそこまで…


「だから僕は君に相応しい男になりたいと思う。そしてエリが最後に言おうとした言葉は僕がエリの隣に立てるようになってから僕から伝えるよ…… 」


嗚呼、もう迷わない『無職の無能』でも、『勇者』でも関係ない。


「それまで王都で待っててくれ 僕は必ず君に想いを届けに言ってみせる!! 」


「アスラ……」


彼女は、紅の瞳から流れる涙を拭う


「分かったわ そういうことなら待っててあげます その代わり絶対来てね私のところに!! 」


エリはその小さい拳を僕に向けた。


「おう! 任せとけ 」



━━━━━━━━━


8年後

エリは王都で『救国の聖女』と評判になっており 人気は絶大なるものになっていた。

そして年に1度の武闘祭で今年は優勝者に聖女と婚約する権利を与えられる。ということで多くの強者がエントリーしていた。


救国の聖女ことエリは大会エントリー表を眺めていた。


「エリ様どうかなさったのですか? 」


付き人のメイドいつもと違うエリ違和感を覚えて尋ねた


「いや 何でもないわ。」


エリが目を向けるエントリー表には待ちに待った人の名前が書かれていた。

━━━━アスラ・フォードと……


~完~

いやー 小説書くのって凄い難しいですね。

今回書いてみよく分かりましたわ…

短編を何本か出してみたいと思っているのでこちらも生ぬるい目で見てくださいm(*_ _)m


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