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最悪の恐怖

展開を早めにしたつもりです。相変わらず読みにくいと思います。

※長らく更新を止めてしまい申し訳ございません。

カインドは旅に出て約一週間、ろくに食べ物にありつけないまま疲労感だけが溜まっていた。

 「そろそろ本気でやばいな・・・。早く依頼をこなして稼がないと。」この世界で冒険者が多い理由、それはクエスト、大抵掲示されているクエストの報酬は高く、すぐにでも金にありつける。また、簡単な依頼が多いのも魅力的だ。

 「えーと、今回のクエストは・・・あ、このクエスト・・・。」カインドが目にとめたのは報酬1000グットマニィ(GM)のピヤウンド討伐、最近西の洞窟に巣くっている凶暴なエネミーモンスターだ。

「はぁ~普通に考えてこれぐらいLVのクエストを難なくこなせるまで旅に出るだなんて無謀だよな。」

 カインドはため息を漏らしながら初心者向けのクエスト<オクトベス20体捕獲>のクエストを引き受けた。

 オクトベスはこの町周辺の洞窟、暗闇洞窟の湖で捕まえられるモンスターだ。

 少しすばしっこいが、全く強くなく、頑張れば一般人でも捕らえられる。

 「・・・18体目、19体目、20体目と、ふぅーこれで全部かな?よし、町に持ち帰って報酬を貰おう。」

 と網に掛かったオクトベスを持ち上げて暗闇洞窟から立ち去ろうとした。そのとき、カインドが背後からの気配を察した。

 「ほぉ・・・私の気配に気づくとはなぁ。」

 異様な気配、今までに感じたことのないおぞましい気配を漂わせている。

 「と、私が漏らしていましたか、どうにも隠し切れませんねぇ。」

 不敵な笑みを浮かべながら話していた。

 「お前・・・一体こんな場所で何をやっている!」

 カインドは勇気を振り絞って訊いた。

 「な~んにもしていませんよぉ。君は手に持っているオクトベスを持って帰られてはいかがですかなぁ?」

 実際、今の状況がとてもとても嫌で仕方がなかった。カインドは颯爽と逃げ出したい気分であった。

 「そ、そういうことならお言葉に甘えて・・・・!」

 後ずさりしながら視線をそらすと偶然、人間の死体を見つけてしまったのである。

 「・・・見ましたね、これでは生きては返せませんねえ。」

 カインドは死を覚悟したが、同時に生き残る方法を思考回路を張り巡らせて考えていた。

 カインドはサンドオーフェンを使おうと思ったが、ここに砂はなかった。と、思っていたが、手に持っているオクトベスが動き出して思い出した。

 「そろそろ死ぬ準備はいいですかねぇ・・・。行きますよ!!!」

 物凄い迫力であった。カインドは一瞬、死をイメージさせられた。

 「!、湖から砂が・・・。くっ!」

 技は直前にして成功した。カインドは死に物狂いで洞窟から逃げ出した。

 「あーあ、逃げられた・・・な~んちゃってわざと逃がしたんですよぉ。あの小僧まだまだ荒削りですが、面白いものをもっていますよ~ひひっ!」

 死に物狂いで洞窟を出たカインドはとてつもなく息が荒れていた。それと同時に絶望感と恐怖感をあの一瞬にして植え付けられていた。

 「はぁはぁはぁ、何なんだよ!あの化け物は!?一体何が目的で、なんのために・・・、それよりも早く伝えなきゃ・・・。あの化け物は確実にやばい!」


 -ローズ王都

 人口50万人の最も栄えた都、熟練の戦士たちが集っており、魔物から受けた被害も少ない。至って平和な都だ。

 だが、最近この都にはある問題が出てきた。それは今月に入ってから100人もの行方不明者が出ていることだ。

 ー会議室

 ここは戦士が集合し様々な問題を対処する議論を唱える場だ。

 「全員揃っているな。今回緊急会議を開いたのは他でもない。入ってこい。」

 のっそりとドアを開けた。その少年はカインドである。

 「彼は実際に<奴>を目のあたりにして生還した唯一の生還者だ。彼からの情報によると奴は暗闇洞窟に巣くっているらしい。そうだな?」

 カインドは尋ねなられてコクっと頷いた。

 するとある兵士が

 「その話本当なんですか?にわかに信じられませんね。彼が嘘をついて我々を欺いている場合もある。」

 嫌味ったらしく言ってはいたが正論ではあった。

 「まあ待て、実はそのあたりで人が消えているという目撃証言はちらほらあってな。しかし、多くの目撃証言があり、迂闊に鵜呑みにすることができなかったのだ。部隊も運悪く出張つづきでな、調査もままならない状態であった。しかし、昨日から調査に行かせた兵士が帰ってこん。それと合わせて彼の証言、奴がそこにいる可能性は濃厚だろう。」

 「しかし、ではなぜ彼は生かされているのですか、怪しいと思うほかこの上ならない。

 確かにそのことについても正論だ。彼は何一つ間違ったことを言っていない。カインドが生き残れたのは単なる<運>なのだから。

 そのとき無言を貫き続けていた女性が口を開いた。

 「レイト、その辺にしておきなさい。仮に彼がスパイだとしても討伐しに行くのだから無意味な存在であろう。見張りを付けてちょっとでも変な気を起こしたらこの人数で囲って終わり、殺気も感じないし大丈夫よ。」

 フォローを入れたこの彼女の名はノウグト、女性でありながら様々な戦績を残している英雄の一人だ。

 そして何かと食い下がり気味な男の名はモウスト、嫌味気があるが、この都を守り続けている戦士である。

 「チ、仕方ねぇなここはノウグト殿のに免じて追及は免れてやる。だが、ボウズ、少しでも変な気を起こしたら容赦はしねえぞ。」

 カインドはあくまでも追い詰める気でいると感じた。

 「覚悟の上だ、あんたたち騎士団に頼ったのも自分の腕じゃ力の差が開きすぎて無理だと直感したからだ。奴はやばすぎる。」

 「ふん、なんであれ、都を脅かす者はこの手でぶっ飛ばす、それでいいよな?隊長さんよ。

 「ああ、構わん。期待しているぞ、どれ、私も久々に本気を出すとするかな。少年悪いが私達が帰るまでしばらくここで待機してくれまいか。一応念には押してだ。すまぬな。」

 兵士たちは甲冑に着替えた。

 「さあ、お前等準備はいいな?」


 「作戦開始!!」

 

 


何とかして辻褄合わせをしないと・・・。

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