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善悪俺 2

「人王様は妃をもらうとすぐに下賜されるらしい」

「他国からの恩恵が目当てなのか……」


そうだよ諸君。俺はここに閉じ込められてから最強になるべく力を蓄えあらゆる国と同盟を結んできた。

時には言い値で領地を買い、国に住まわせることもあった。


たとえ密偵がいようと、人物背景がない俺は調べられることなどない。



あれからすぐに俺は人王としてフィエナ=グロリアナと結婚し、結婚式を済ませると色々と支度を終わらせた。

魔王の能力で異能の力を持つ彼女を捕食して肉体の一部にした。



「お妃の姿が見えない。どういうことだろう」


一国の姫の失踪疑惑ですぐに噂になるが、黙らせるいい方法を考え付く。


「陛下……?」

「イアナ、そろそろ跡取りが要るんだ。孤児院で連れてきてほしいんだ。頼んだよ」



(陛下はなぜ自分の子を世継ぎになさらないのだろうか……)


「キャー!」



小さな女の子を連れたみつあみの茶髪の市民が不届きものに襲われている。


「私の目の前で愚行に及ぶとは、覚悟はいいか」

「やべえ騎士だ……」



「赤子を連れてきましたが、その……」


孤児院の男児と17ほどの村の少女と幼女も来た。


「ほうっておけなかったのか、しかたない。城で面倒を見ようか」









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