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川で携帯落としてるおばあちゃんを助けたら孫と結婚を前提に付き合うことになった俺の話  作者: koruta5


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6/10

クソ野郎 竜樹side




 車でゆかさんを家に送り届けて

 家に帰り、部屋で一息ついていると


 〜♪

 携帯が鳴った

 ゆかさんからだった

「……はい」

「竜樹くん?ごめんね、実は家の前にストーカーみたいな男の人がいて……」

 バッと立ち上がり上着を着る

「絶対ドア開けんなよ、そのまま頑張って耐えろ。

 出来れば録音までしとけ、すぐ来るから」

 電話を切り、すぐに仲間の応援を呼ぶ



 ――――――――――――――

 

「はーい、そこまで!お兄さん何してるのかな?」

 ゆかさんの家に着き、家の前に人影がある

 近づいて声をかけると松葉杖をついて右足骨折している男性だった

「……知り合いの女性に会いにきたんです」

「こちら警察のものです。中の人から通報がきています、ちょっとお話お伺いしてもよろしいですか?」

「知り合いなんだよ!顔見せてくれればわかるから!

 俺は何もしてねぇよ!!!」

「中で録音しているそうです」

「!!!」

 証拠があると知り、もう逃げられないと悟ったのか

 松葉杖を振り回して暴れ出す

 どうやら骨折もフリのようだ


 拳を振り回しているので軽く当たりに行く

「あーあー、お兄さん、今殴りましたね?」

 まだ振り回している拳を避けてカウンターを喰らわす

「っ!!うぐ……」

「現行犯逮捕します」

 手錠をかけて、ちょうど来てくれた応援の警官に引き渡す


 ――――――――

「ゆかさん、俺、竜樹だよ

 もう大丈夫だから開けてくれる?」

 ――ガチャ――

「竜樹くん……」

 携帯を持って泣いているゆかさん


「よかった……間に合って」

 中で怖くて震えていたんだろう、

「……っ竜樹くん、っありがとう、……うっ……」

 そのままぎゅっとハグされて

 嘘だろ、っと身体が固まってしまう

 柔らかい胸がムギュッと押しつけられ

 落ち着け、落ち着け、と自分に言い聞かせる

 後輩がドアの前に来ていたので

 俺は手を挙げた状態で、何もしていませんアピールをするはめに……


 

 肩に手を置き、背中をポンポンと軽く叩く

「落ち着いたら、少し話聞かせてくれる?」

 ゆかさんが頷き、署で話を聞くことに



 

「知り合いだったの?、」

「前に、電車で会って、席を譲ってあげたんです」

「それだけ?」

「……っはい、私が座ってたら目の前にきて、立っていたので……他の席も空いてたけど怪我されてたので、とりあえず譲って席を変わったんです」

「なるほど」


 犯人にも話を聞いていると、

 どうやら初犯ではないらしい

 こりゃ、典型的なストーカーに目つけられたんだな


 

 話を聞き終わり、泣いて疲れ果てたゆかさんを

 また家まで送る、もう22時だった

 ストーカーが来たと連絡来た時から4時間ほど経っている

「疲れただろ、大丈夫か?」

「……もうあの人はこないよね、、?」

「俺が殴ったから大丈夫」

「……あの、」

「どうした?」

「一緒に、いてほしいです」

「…………親御さんは?」

「今、海外旅行中です……」

 えー……タイミング悪っ


 ストーカー犯の録音の内容も全て聞いたので

 怖がる気持ちもわかる、けど…………


「彼氏じゃないから、無理ですか?」

「……朝まではいてやるから」

「……いいの?」

「今日だけ、特別な」

「……嬉しい、ふふ」

 いつものポヤポヤした笑い方をされると

 気が抜けてしまう


 親に連絡して、今日残業になると嘘をつく

「竜樹くん、きて、ここ」

 テレビの前のソファに座り自分の横を叩いている

 黙って座ると

「……痛い?」

 殴られた頬をおそるおそる触られる

「った〜!!!」

 わざとらしく屈んで悶える姿を見せる………

「……大したことねぇよ」

「……でもっ!腫れてる」

「大丈夫だって」

 くしゃくしゃと頭を撫でてやる

 

 

「よし!せっかくだし、ゲームでもする?、」

 嬉しそうにはしゃいで見せる、無理してんだろうな…


 

「……怖かったろ?」

「………………うん、私のせい?だよね、」

「んなわけねーだろ、あいつが頭おかしんだよ」

「竜樹くんが来てくれなかったら、私……」

 また大きな瞳から涙が溢れてくる

 ポンポンと頭を撫でながら

「よく耐えたな、俺の言った通りに録音もしてて

 偉かったな」

「〜〜ッッ」

 ポタポタと涙が溢れて下に落ちる

「あーあーあー、」

 テーブルの上にあったティッシュを取り

 涙を拭いてあげる

「……竜樹くん……好き」

「………………うん」

「……竜樹くん、ありがとう、」

「………………うん」


 ソファでしばらく泣いていたと思ったら

 トイレを借りてる間に寝てしまっていた

 泣き疲れたんだろう

 一応、声をかけてみるが、スヤスヤ寝てる顔を見ると

 無理に起こすのも可哀想な気がする

 えーっと、どうしようか……

 部屋の奥に寝室らしきドアがあり、

 

 寝室のドアを開けて、

 ゆかさんをゆっくりお姫様抱っこして運ぶ


 

 ソファ借りて俺も少し寝よう

 次の日も仕事のため、早朝にアラームをかけて

 ソファで眠りにつく竜樹だった――――

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