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ずっと
詩のような作品です。
これから先もずっと
一緒にいられるって思ってた
懐かしい始まりのある春
無数のときめきを抱きながら生きていたことを
確かに覚えている
忘れない
幸せなあの日々
忘れない
大切なあの日々
ずっと抱き締めていたい……
あなたは去っていった
悲しみに溺れ
絶望の海を泳ぐときでさえも
あの頃を
あなたを
何度も思い出しては
輝いていた記憶にすり寄って
砂糖を食べるように
思い出を口にするでしょう
これから先もずっと
傍にいられると信じてた
懐かしい幕開けの春に
無数の煌めきを手にしていたことを
確かに覚えている
忘れない
幸せな時間を
忘れない
大切な思い出
ずっと見つめていたい……
お願いしてももう遅いけれど
どうかもう一度
あの頃を
あの日々を
思い出して
ずっと抱き締めていたい……