8話 エイリアン病気になる
崇が朝起きると、エイリアンがグッタリしている。
崇は、「どうした?朝メシいらないのか?おい!」
と声をかけるとエイリアンは、「病気になったようだ‥」とかすれた声ではなす。
崇は、「どうしたらいいんだ?薬か?何を飲ませればいい?」と聞くとエイリアンは、「この星の薬は効かない、〝なんとか納豆〟という物が効いたと仲間に聞いたことがある」と虫の息で答える。
崇は、「わかった納豆だな?多分〝水戸納豆〟だろう、今買って来てやる」そう言ってサイフを持ってスーパーへ向かった。
スーパーにて
崇は、納豆コーナーに来た。
納豆コーナーには10種類以上の納豆が並んでいた。
崇は,どれでも変わらないだろうと適当に1つ選んだ。
家に着くと、エイリアンは黄緑色になっていた。
崇は、「今食べさしてやるからな、待ってな」
そう言って、エイリアンに納豆にからしと醤油をかけ、食べさせた。
エイリアンは「何か違う」と言ってまたぐったりしてしまった。
2度目のスーパーにて
崇は、どれを食べさせて良いか?わからなかったので、10種類以上の納豆を全て買った。
家に帰るとエイリアンは黄色になっていた。
崇は、焦り片っ端から納豆を食べさせた。
だが、一向に良くなる気配はなく、エイリアンは
「もっとパサパサして棒状のものだったと聞いた」と虫の息で答えた。
「それはお前、〝うまい棒の納豆味〟だろ!」
とエイリアンを小突いた。
エイリアンは、うまい棒の納豆味を食べ回復したが
崇にくどくど文句を言われた。